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2021 年度 実施状況報告書

メカノセンサーTRPV4チャネルによる象牙質修復機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K09968
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

畠山 純子  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (50374947)

研究分担者 廣藤 卓雄  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10189897) [辞退]
米田 雅裕  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10253460)
城戸 瑞穂  佐賀大学, 医学部, 教授 (60253457)
阿南 壽  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (80158732)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード象牙質修復機構 / メカノセンサー / TRPV4
研究実績の概要

歯には常に咬合力などのメカノストレスが加わり、歯髄にも影響して象牙芽細胞に伝達される。覆髄法や生活歯髄切断法などは歯髄保護を目的として象牙質を形成させる方法であるが、メカノストレスがこれらの施術後の修復象牙質形成にどの様に影響するか、どの様なメカニズムによるかなどついては不明な点が多い。そこで、本研究では ① 象牙質・歯髄複合体におけるメカノセンサーの発現と機能について明らかにする;② メカノストレス下で象牙質の石灰化機構を解明することを目的とする。本研究成果は、メカノストレスがどの様なメカニズムで象牙芽細胞を刺激し、石灰化を起こすのか解明する端緒となり学術的意義は大きい。また、メカノセンサーのアンタゴニストやアゴニストを標的とした象牙質誘導能を有する修復材の創出のための基盤構築を図ることになる。
本年度は咬合が確立する8週齢のラット第一臼歯に実験的露髄面を作成し、直接覆髄剤を塗布し、グラスアイオノマーセメントで仮封して、0, 3, 9 週経過後のデンティンブリッジ形成を観察する予定で、実体顕微鏡、カメラ等の準備を整えた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本年度は、実験系の立ち上げで実体顕微鏡などの購入をした。世界的なCOVID-19の感染流行により、機材の到着の遅れが生じたことや学内業務多忙のため、準備に遅延が生じた。

今後の研究の推進方策

本来R3年に行う予定であった実験を、入念な準備のうえでR4年度に行うものとする。

次年度使用額が生じた理由

現在までの進捗状況欄に記載の通り、R3年度は、COVID-19の世界的流行のため、代表者の学内業務が多忙を極めた。また、COVID-19の世界的流行による機材の到着の遅れのため、それらの準備を行うことができなかった。

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公開日: 2022-12-28  

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