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2022 年度 研究成果報告書

歯髄幹細胞を応用した顎骨再生医療技術確立を目指した大動物前臨床試験

研究課題

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研究課題/領域番号 20K10017
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

古賀 陽子  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (10392408)

研究分担者 飛田 護邦  順天堂大学, 革新的医療技術開発研究センター, 先任准教授 (10599038)
近津 大地  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (30343122)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード歯髄幹細胞 / ミニブタ / 三次元顎骨再生 / GFP
研究成果の概要

われわれは、ヒト歯髄幹細胞と生理活性物質を組み合わせることによりこれまでにない短期間かつ高効率な骨芽細胞誘導法を開発し、マウス頭頂骨臨海骨欠損モデルにてその有効性を報告した。しかし、移植細胞の生体内での作用機序および大動物における歯髄幹細胞由来骨芽細胞の骨分化誘導能は不明であった。本研究では、GFPミニブタ歯髄幹細胞由来骨芽細胞をGFP(-)ミニブタの顎骨欠損モデルに移植し、生体内での作用(Mode of Action)を明らかにすべく、大動物実験を試みた。そして、ミニブタからの歯髄幹細胞の単離、培養、さらに3次元培養に成功し、TH添加群において有意な骨形成能を確認できた。

自由記述の分野

再生医療

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒト歯髄幹細胞は、2000年にGronthosらがヒト歯髄に分化能の高い間葉系幹細胞が存在することを報告し(Proc Natl Acad Sci U S A, 2000)、新たな再生医療の細胞源として着目されている。前臨床試験として大動物の顎骨欠損モデルにおけるヒト歯髄幹細胞の有効性の検討という課題が残されており本研究を遂行した。本研究の成果は、われわれがこれまで行ってきたヒト歯髄幹細胞の高効率な骨分化誘導法の確立をさらに発展させるのみならず、再生工学、口腔外科学等、広い領域に波及効果をもたらすものであると確信している。そして後の臨床試験に必ずや繋がる研究である。

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公開日: 2024-01-30  

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