研究課題/領域番号 |
20K10204
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
中川 弘 徳島大学, 病院, 講師 (70192218)
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研究分担者 |
岩本 勉 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (90346916)
上田 公子 (山口公子) 徳島大学, 病院, 助教 (40335807)
北村 尚正 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (50614020)
二宮 雅美 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (10291494)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | Down症候群 / 退行現象 / 歯周病 / ジンジパイン / DPP4 / DPP7 / スダチチン |
研究成果の概要 |
本研究期間では、Porphyromonas gingivalisの増殖を抑制する植物性フラボノイドを探索する目的で、酵素アッセイキットを用いてジンジパイン関連酵素の抑制効果を検討した。また、Down症候群患者の唾液中の主要な歯周病原菌のスクリーニングを,PCR-インベーダー法を用いて行い、歯周病原菌の検出状況とDS患者の歯周組織の炎症状態との関連について調査した. その結果、酵素の抑制効果はスダチチンが最も高いことが分かった。また、歯周病菌のスクリーニング検査では、Tannerella forsythesisとPrevotella intermedia の検出量が高炎症群で有意に高かった.
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自由記述の分野 |
障害者歯科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ダウン症候群(DS)の退行現象と歯周病菌の産生するジンジパインとの関連を解明し、ジンジパインの阻害剤を投与することにより、退行現象の発症を抑制できるかどうかを調査する目的で行う。DS の平均寿命の向上により、DS の健康問題は従来の小児科領域から成人期領域に及んできている。しかし、生活習慣病対策のためのヘルスプロモーションについて、DS 独自のプログラムは未だ構築できておらず、特に近年顕著化している退行現象に対する取り組みや治療法に関する研究は不十分である。本研究は、その退行現象に着目し、その発症の抑制の手段として歯周病菌の産生するジンジパインを標的としている所に学術的意義がある。
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