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2022 年度 研究成果報告書

LAMP法による誤嚥性肺炎起炎菌の迅速同定検出法の開発と口腔ケアへの有効性

研究課題

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研究課題/領域番号 20K10214
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関明海大学

研究代表者

星野 倫範  明海大学, 歯学部, 教授 (00359960)

研究分担者 荻原 孝  明海大学, 歯学部, 講師 (10705247)
大岡 貴史  明海大学, 歯学部, 教授 (30453632)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード誤嚥性肺炎 / 歯周疾患 / LAMP法 / 菌種同定 / Prevotella属 / Porphyromonas属 / 口腔ケア / 障害(児)者
研究成果の概要

本研究の目的は、誤嚥性肺炎の原因となるPrevotella属の菌種と歯周炎等の口腔疾患の原因となるPorphyromonas属の菌種のLAMP法を用いた検出同定法を確立することである。そこで、Type IX secretion systemコードする遺伝子群のうち、porK遺伝子に着目し、Prevotella属、Porphyromonas属の5菌種に対してLAMPプライマーを設計した。これらのプライマーを用い、各菌種の精製ゲノムDNAを鋳型としたLAMP法を行ったところ、菌種特異的陽性反応を示し、in vitroの系ではこれらの菌種を同定するのに有効であることが示された。

自由記述の分野

小児歯科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの口腔ケアは、盲目的に口腔清掃を行い、単純に口腔内の細菌数を減少させるものであった。しかし、口腔ケアを行う前にその患者にどの様な細菌がいるか、つまり誤嚥性肺炎や歯周疾患の原因菌が存在するかどうかが把握されていれば、それらの細菌種の棲息部位、つまり口腔のどの部位、あるいはどの様な手法で口腔ケアを行うべきかといった選択的な口腔ケアを確立することが可能となる。これにより脳背麻痺のある障害児や高齢者などの誤嚥性肺炎のリスクを有する口腔ケアの必要な人に病原性のある口腔ケア時に注意しなければならない部位や手法がカスタマイズされ、効率的に口腔ケアができるようになるという点で学術的意義がある。

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公開日: 2024-01-30  

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