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2023 年度 研究成果報告書

歯の酸素安定同位体比による身元不明者地域推定方法の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 20K10246
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

葛城 梨江香  新潟大学, 医歯学系, 助教 (40584769)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード酸素安定同位体比 / 歯エナメル質
研究成果の概要

生活地域が異なる新潟県居住者(JPN)と大陸居住者(PRK)の口腔内の特徴および歯や骨に蓄積する酸素安定同位体比の違いを明らかし、酸素安定同位体比が身元不明者の生活地域を推定する方法として有用であるか検討を行った。歯科疾患罹患状況の調査から、JPNに比べてPRKではう蝕罹患率が低く歯の治療痕が見られないこと、歯の咬耗が進んでいることが明らかとなった。また両者の歯エナメル質の酸素安定同位体比は異なる値を示した。これらの違いは両者の生活環境が異なることを示しており、酸素安定同位体比から両者を生活地域に基づいて明確に分けることが可能であることが示唆された。

自由記述の分野

歯科法医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯の酸素安定同位体比について、その地域変動性を見出すことができれば、身元不明遺体の生活地域の推定が現実的に可能となり、歯の成分分析から身元を明らかにする新手法を開拓することに繋がる。身元を明らかにすることは死因究明を行うにあたり重要な課題であり、その土台となる個人識別の新たな方法の開拓への取り組みは社会に対する貢献度が大きい。

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公開日: 2025-01-30  

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