研究成果の概要 |
本研究では、カンジダ症のマウスモデルを用いて免疫再構築症候群としてのカンジダ症に特有の発症メカニズムを解明することを目的として、T細胞機能不全マウスにおける Candida spp.3種の病原性を調べた。その結果、Candida albicans よりも病原性が弱い C. tropicalis または C. glabrata (ノンアルビカンスカンジダ) 感染5日後の生存率は共に10%だった。感染1日後の脾臓によるサイトカイン産生には差があり、C. tropicalis の場合は IL-1α の、C. glabrata では IL-1α, IL-1β, および MIP-1α の産生があった。
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