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2022 年度 実施状況報告書

自発性異常味覚の苦味の正体にせまる

研究課題

研究課題/領域番号 20K10264
研究機関新潟大学

研究代表者

船山 さおり  新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (30422611)

研究分担者 井上 誠  新潟大学, 医歯学系, 教授 (00303131)
山崎 学  新潟大学, 医歯学系, 講師 (10547516)
藤村 忍  新潟大学, 自然科学系, 教授 (20282999)
伊藤 加代子  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80401735)
濃野 要  新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (80422608)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード自発性異常味覚 / 苦味 / ストレス / 唾液 / マグネシウム / 薬剤
研究実績の概要

本年度は,主に自発性異常味覚患者のデータ収集に努めた.今年度は,一昨年まではコロナ禍で他施設の利用ができずに不可能であった,味覚センサーの測定も進めることができ,味覚センサーの測定条件の検証を行った昨年度までの結果をもとに,実際のデータ測定を行った.苦味を訴える患者の安静時唾液を味覚センサーで測定した結果,センサーに応答する場合があり,中にはそのセンサー応答が苦味症状の消退に伴って大きく上昇するものが認められたことから,味覚センサーが,患者の訴える「苦味」を定量化できる可能性が示唆された.

苦味の詳細は,唾液の成分分析を行った後,考察を行えるようになる.しかしながら,唾液の成分分析は資金繰りの都合上,全データ収集後に行う予定であり,データ収集が遅れているため,いまだ行えていないのが現状である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍で,①データ収集がままならなかったこと.②施設の利用制限がかかってしまい,分析も遅れたこと.とが理由として挙げられる.

今後の研究の推進方策

データ収集をすすめ,唾液の成分分析を追加することで,苦味の詳細を明らかにしたいと考えている.

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍で患者数が減少し,データ収集がままならなかったことが理由として挙げられる.患者数の確保の難しさは痛感しているが,可能な限り収集し,収集しえたデータについて,分析を加えていく所存である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 味覚センサーによる自発性異常味覚患者の苦味測定の試み2022

    • 著者名/発表者名
      船山さおり
    • 学会等名
      日本味と匂い学会第56回大会

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公開日: 2023-12-25  

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