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2022 年度 研究成果報告書

妊婦へのカドミウム曝露が出生児体重へ及ぼす影響―神通川流域カドミウム汚染地調査―

研究課題

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研究課題/領域番号 20K10469
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関千葉大学

研究代表者

能川 和浩  千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (00612194)

研究分担者 中川 秀昭  金沢医科大学, 総合医学研究所, 教授 (00097437)
石崎 昌夫  金沢医科大学, 医学部, 教授 (10184516)
城戸 照彦  金沢大学, 保健学系, 客員教授 (20167373)
渡邉 由芙香  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (80802868)
諏訪園 靖  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (90302546)
櫻井 勝  金沢医科大学, 医学部, 教授 (90397216)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードカドミウム
研究成果の概要

本研究の目的は妊婦へのカドミウム(Cd)曝露が出生児体重に影響を及ぼすかを明らかにすることである。妊婦の出生までの母親の総Cd摂取量(LCd)が2倍増あたりの児の体重との関連性について、男児で有意な関連が認められ、57.5g減少(95%CI;-108.6~-6.1、有意確率0.03)であった。女児では有意な関連は認められなかった。本研究の結果として、母親のLCdの増加と男児の出生時の体重減少について関係する可能性が示された。

自由記述の分野

衛生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果として、母親のLCdの増加と男児の出生時の体重減少について関係する可能性が示された。Cdは胎盤に蓄積し、胎盤はCdの移動を完全には阻止せず、臍帯血中Cd濃度はCd曝露量が多いほど高値であることから、胎内での児の成長に対して何らかの影響を与えていることが示唆される。妊婦への有害物質曝露に関する研究は重要な課題であることから、今後も児の成長に係る因子についてCd曝露との関係を明らかにしていく必要があると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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