研究課題/領域番号 |
20K10481
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
勝田 友博 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (10465429)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | DTaP / ワクチン / 局所反応 / 接種部位 / 小児 / 医療従事者 |
研究実績の概要 |
当初は,初年度(2020年度)より実際のDTaP接種を開始する予定であったが,新型コロナウイルス感染症流行に伴う外出規制や医療従事者を対象とした緊急ワクチン接種などの影響により,初年度においてはやむを得ず実際の接種を見送った. 次年度(2021年度)においても,新型コロナワクチンの接種適応年齢が2021年6月1日より12-15歳,2022年1月21日より5-11歳に拡大され,更に2022年3月25日には12歳以上への追加接種も導入された.このような社会情勢を踏まえ,参加予定近隣開業医14名とwebカンファレンスを複数回行い,新型コロナウイルス感染症流行下に実際の接種計画を再検討した.その結果,新型コロナウイルスワクチンの接種は前後14日間,他のワクチンを接種することを回避することを推奨していることなども十分考慮し,やむを得ず2021年度におけるDTaPワクチンの接種は再度見送り,2022年度前半に実際の接種を行うこととした.既に倫理委員会申請は完了している.2020-2021年度の計画遅延に関しては,今後,解析を迅速に行うことで可能な限り当初計画通りの期間で研究を完了するように努める.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
前述の通り,当初は,初年度(2020年度)より実際のDTaP接種を開始する予定であったが,新型コロナウイルス感染症流行に伴う外出規制や医療従事者や小児を対象とした新型コロナワクチン接種開始などの影響により,初年度および次年度(2021年度)においては実際の接種が困難であった.
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は被験者に対する,DTaPワクチンの接種を可能な範囲で開始する方針とした.ただし,その際,新型コロナウイルス感染症流行やそのワクチン接種等に際して,被験者に不利益が発生しないよう十分な配慮を行う. 初年度および次年度における計画遅延に関しては,今後,解析を迅速に行うことで修正が可能であると認識しているが,新型コロナウイルス感染症の疫学変動やワクチン接種適応の拡大などによる影響を受ける可能性がある.
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次年度使用額が生じた理由 |
当初,予定していたDTaPワクチン接種のための予算執行が,新型コロナウイルス感染症流行およびその後の医療従事者や小児への新型コロナワクチンの接種適用拡大に伴い滞ったため.
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