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2020 年度 実施状況報告書

途上国におけるハイリスク妊娠を回避するための妊婦健康診査システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20K10483
研究機関京都光華女子大学

研究代表者

森 久美子  京都光華女子大学, 健康科学部, 講師 (60468949)

研究分担者 柳澤 理子  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (30310618)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード途上国支援 / 妊婦健康診査 / 啓発活動
研究実績の概要

今年度は妊婦健診表の運用を確認していくために研究対象施設を2施設に増やして妊婦健診表の利用者を増やすことで母子手帳が活用できる基盤づくりをする予定であった.しかし,COVID-19感染拡大により研究者が現地へ渡航することや物品を現地に郵送することが不可となり,さらに途上国ということから現地スタッフとインターネット等を利用してのアクセスも困難で計画は保留になっている.2つ目の研究対象施設候補であるKANYAMA病院の看護部長とは連絡はとれているので,施設の許可を得るための手続きを進めている.一方で,国内で実施できることとしては研究目的である妊婦健康診査8回受診を妊婦と家族に定着させるための啓発活動としてポスターを作製をした。研究施設であるCHILENJE病院には未だに以前の4回受診の掲示がされており,妊婦健診表を配布する中で多くの妊婦が受診回数とその目的を認識していないことが明らかになっている.ポスター作製に際して8回の妊婦健康診査の時期をCHILENJE病院が指定している時期ではなく,WHOの基準とした.この基準で作製することで今後研究施設数が拡大した時でも利用できるようにした.ポスターのデザインは妊婦健診表のキャラクターを使ってイラストで訴えるようにした.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

COVID-19の感染拡大により現地に渡航できず,現地スタッフとのアクセスも困難なため,今年度計画していた現地での活動を通した研究が停止してしまっているため.

今後の研究の推進方策

アクセス可能な現地スタッフの獲得と物品の輸送方法を獲得し,研究者が現地を訪問しなくても進められるようにしていく.

次年度使用額が生じた理由

現地渡航を2回計画していたことから旅費として予定していた使用額は0になっている.現在渡航の見通しが立たないため,物品の郵送費や現地スタッフとのアクセスに必要な機材等に変更してこの状況下でも研究が進むようにしていく.

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公開日: 2021-12-27  

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