研究課題/領域番号 |
20K10508
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
川北 大介 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70584506)
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研究分担者 |
松尾 恵太郎 愛知県がんセンター(研究所), がん予防研究分野, 分野長 (80393122)
稲垣 宏 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30232507)
多田 雄一郎 国際医療福祉大学, 医学部, 准教授 (70292430)
澤部 倫 愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫制御TR分野, 研究員 (30790711)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 頭頸部がん / 中咽頭がん / 鼻副鼻腔がん / HPV / 生活習慣 / 唾液腺がん / 予後 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、遺伝的影響を考慮した生活習慣の頭頸部がん予後への影響を部位別に検討し、新規予後予測モデルを構築することである。中咽頭がん症例に関してはp16の免疫組織学的検討を行い、p16陽性中咽頭がん症例に関する放射線療法の予後因子について検討を行った。鼻副鼻腔がんに関しては現在も引き続き検討中である。唾液腺がんに関して、粘表皮がん・腺様嚢胞がん・唾液腺導管がんの大規模コホートを共同研究者と共に作成し、生活習慣情報について収集を開始し継続中である。また日本人集団における、がん遺伝子パネル検査を施行した唾液腺がん441症例に関する遺伝子異常情報を収集し検討中である。
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自由記述の分野 |
がん疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人集団における頭頸部がん疫学研究は予防に関するものが主であり、予後への影響を検討した研究は少ない。疫学手法を用いて、生活習慣・遺伝子異常の頭頸部がん予後への影響について検討することは、個別化頭頸部がん予後予測モデルの構築を目指す上で非常に重要な視点と考える。疫学研究は得られた情報が臨床へ早期に応用ができることが特徴であり、早期介入効果が期待できる。
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