研究課題/領域番号 |
20K10516
|
研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
由良 晶子 近畿大学, 医学部, 講師 (80142595)
|
研究分担者 |
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
玉置 淳子 大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (90326356)
神谷 訓康 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (90780073)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | オステオカルシン / 低カルボキシル化オステオカルシン / 2型糖尿病 / 動脈硬化 |
研究実績の概要 |
「日本人女性において、ucOC低値は、向こう10年間の2型糖尿病発症リスクを上げるか」、ならびに「ucOC低値は、動脈硬化を進展させるか」に答えることを目的として、以下の研究を実施した。 JPOS研究の15年次追跡調査の受診者の内、395人が受診した。空腹時血糖、ヘモグロビン(Hb)A1c、インスリンを測定し、糖尿病を診断。インスリン抵抗性はHOMA-IRで評価。動脈硬化指標として頸動脈石灰化と頸動脈内膜中膜複合体厚(IMT)値、並びに上腕-足首動脈脈波伝播速度(PWV)と足関節上腕血圧比(ABI)を測定。メタボリック症候群は8学会診断基準で診断。二重エネルギーX線吸収法(DXA)による体脂肪量の測定はDXAの故障で実施できなかったため、急遽、バイオインピーダンス法に切りかえ、体脂肪量を測定した。 以上のデータのデータベース化は完了し、基礎統計量は算出した。現在、ucOC低値が、糖尿病とメタボリック症候群発生、高PWV値、低ABI値のリスクを上げるかどうかを、ロジスティック回帰モデルを用いて解析中である。
|