研究課題/領域番号 |
20K10539
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
横川 博英 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (00328428)
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研究分担者 |
後藤 あや 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 特任教授 (00347212)
郡山 千早 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (30274814)
湯浅 資之 順天堂大学, 国際教養学部, 教授 (30463748)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ヘルスリテラシー / 糖尿病 |
研究実績の概要 |
本研究では、ヘルスリテラシーのベトナム語調査票を開発し、ベースライン時のデータからヘルスリテラシーと血糖コントロール状況との関連を明らかにし、その後の治療状況を追跡調査し、既往歴や現病歴などを幅広く考慮しつつヘルスリテラシーと血糖コントロール状況との関連を検討することを目的としている。当初は、ベトナムに渡航のうえ調査施設であるホーチミン市医科薬科大学の関連施設の人民病院115でアンケート調査を実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響で一時渡航が困難となり、主にオンラインで研究遂行の打ち合わせを行った。その後、新型コロナウイルス感染症の収束によりベトナム人糖尿病患者へのアンケート調査の準備が可能となり、直接患者へ調査を行うことができた。さらに人民病院115において新型コロナウイルス感染に関するアンケート調査に追加してヘルスリテラシー関連項目調査が実施できた。ヘルスリテラシーの調査票であるHL14に関してベトナム語訳を行い、再現性や妥当性に関して検証した。 現地当局から渡航許可が得られたことで、2023年9月現地へ渡航し、現地での研究成果の確認とヘルスリテラシーHLS14のベトナム語訳の精度確認を行って、精度に問題がないことを確認した。そのうえで、原著論文として執筆の準備が整ったことで、原著論文化を進め、JMA Journalに採択され掲載された「Translation and Validation of the Health Literacy Score-14 Questionnaire for Vietnamese Patients with Diabetes」。 なお、同時に糖尿病患者の心理に関する質的研究を行い、Frontiers誌に採択され掲載されている「Patient Views on Quality of Life and Hospital Care:Results from a Qualitative Study among Vietnamese Patients with Diabetes」。
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