研究課題/領域番号 |
20K10540
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
早坂 信哉 東京都市大学, 人間科学部, 教授 (60406064)
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研究分担者 |
尾島 俊之 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50275674)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 入浴 / 介護予防 / 抑うつ / 死亡率 / コホート研究 / 高齢者 |
研究実績の概要 |
2021年度はベースラインデータとして日本老年学的評価研究(JAGES 2010)に参加した全国11自治体9保険者区域に居住するADL自立した65歳以上の高齢者約4万6千人分の追跡データについて2019年に行った全国追跡調査のデータを結合したコホートデータが作成された。このコホートデータをもとに、データを整理し1週間当たりの浴槽入浴回数と死亡率について縦断的かつ網羅的に解析を行っている。 また2010年、2013年に調査を行い入浴に関する情報のある分析対象者4,466人 (男性2,159人、女性2,307人)平均年齢72.7歳 (標準偏差5.4歳)に対して、Geriatric Depression Scale(以下、GDS)による抑うつの評価を用いて解析を開始した。 2022年2月8日に日本老年学的評価研究JAGES研究会が開催され参加した。この研究会では全国の研究者の現在の研究進捗状況の報告、確認がなされ、また解析方法などのレクチャーがあった。また2022年度に実施される全国調査に関する質問票の内容の検討がなされた。 2022年度には全国で調査対象書に対して大規模調査が予定されている。全国の介護保険者や都道府県と共同して、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査票を拡充した全国共通の調査票を用い、2022年秋に大規模調査の実施を計画しており、本調査に向けて本学も調査実施準備の調整等を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年の大規模全国調査に向けた準備が進み、かつ過去のデータについて解析可能な項目について解析が開始できたため。
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今後の研究の推進方策 |
他の共同研究者と連携して全国の介護保険者や都道府県と共同して、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査票を拡充した全国共通の調査票を用い、2022年秋に大規模調査の実施を行う。入浴頻度と抑うつとの解析を進め論文化する。死亡率との関連についても解析を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
学会等がオンラインとなった他、会議もオンラインとなり旅費が減ったため。2022年度は大規模全国調査を予定しており、全額使用予定である。
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