研究課題/領域番号 |
20K10573
|
研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
升田 由美子 旭川医科大学, 医学部, 教授 (50281902)
|
研究分担者 |
一條 明美 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (00344557)
神成 陽子 旭川医科大学, 医学部, 講師 (10292129)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 地域包括ケア |
研究実績の概要 |
研究初年度は現状把握と課題抽出を予定し、文献検討ののちに質問紙及びインタビューガイドを作成し、所属施設の倫理委員会で審査を受け、11月に承認を得た(承認番号20101)。本来、2020年度の学生教育に携わっていただいた地域住民を対象として調査を予定していたが、COVIT-19感染症の影響で授業がオンラインとなり、地域活動参加も行えず、また地域の活動そのものも中止や延期となり、予定していた活動は行うことができていなかった。 また、COVIT-19感染症流行拡大によって、予定していた地域住民への質問紙調査及びインタビューは感染状況が落ち着くまで実施を見合わせることとした。感染症予防対策が必要となったため、マスクやフェイスガード、手指消毒等、インタビューが安全に実施できるような物品を用意することとした。 3月以降、旭川市内での感染者数が落ちついたため、2019年度に教育プログラムに参加いただいた地域住民を中心に質問紙調査とインタビューの依頼を順次行い、日程調整を進めている。 第26回日本看護研究学会学術集会(2020年7月28日・29日札幌、オンライン開催)において交流セッション「地域包括ケアを担う人材育成:地域住民と共に育てる教育プログラムの開発」(代表:升田由美子)の発表を行った。大学での地域包括ケア人材育成プログラム実施に関して発表と意見交換予定であったが、COVIT-19により紙面発表のみとなった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVIT-19感染症拡大の影響を受け、予定していた質問紙調査とインタビューがいまだ実施できていない。インタビュー対象者は高齢者も多く、人との接触やインタビューを受け入れていただくには条件が整わなかったため、感染症が多少落ち着いたタイミングでの依頼が望ましいと考えている。
|
今後の研究の推進方策 |
4月以降、インタビュー協力者との日程調整を進めて実施する。 研究2年目のワークショップの準備を進めており、7月中旬に実施予定である。 現状であればインタビュー、ワークショップ共に実施可能であるが、COVIT-19感染症の状況いかんでは実施に支障が出る可能性もある。 その場合、対面でのインタビューではなくzoomなどを用いたオンラインインタビューの方法を変更するなどし、これ以上の遅れが出ないようにする。
|
次年度使用額が生じた理由 |
学会参加のための旅費を計上していたが、学会がオンライン開催となったため使用しなかった。次年度以降の学会発表等に使用予定である。 データ処理のため人件費についても、インタビュー調査の遅れに伴い、未使用である。次年度に使用する。
|