研究課題/領域番号 |
20K10573
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
升田 由美子 旭川医科大学, 医学部, 教授 (50281902)
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研究分担者 |
一條 明美 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (00344557)
神成 陽子 旭川医科大学, 医学部, 講師 (10292129)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 地域包括ケア / 質問紙調査 / テキストマイニング |
研究実績の概要 |
所属大学における「地域包括ケア」人材育成に関する教育プログラムである「地域包括ケア論」に協力・参加している地域住民を対象に郵送法を用いた無記名自記式質問紙調査を行った。質問紙は18名に送付し、16名より回答を得た(回収率88.9%)。すべて有効回答であり、分析対象とした。 質問紙調査に関しては集計後記述統計を行った。自由記載についてはKHcorderを用いてテキストマイニングによる内容分析を実施した。これらは令和4年8月の学術学会で発表予定である。 質問紙調査に協力いただいた方のうち、インタビューに協力できると回答のあった9名を対象にインタビューを行った。個別インタビュー5回(5名)、フォーカスグループインタビュー1回(4名)を実施した。インタビューは感染状況の落ち着いた11月~12月に感染対策をとったうえですべて対面で実施した。インタビューは当初予定していた対象者数には到達していない。2020年度に引き続き2021年度も新型コロナ感染症流行のため、地域活動そのものが縮小し、学生参加もままならなかったことから、これ以上のインタビュー協力を得ることは困難と判断している。 インタビューデータに関しては逐語録を作成し、現在データクリーニングを行っている。今後、テキストマイニングによる内容分析を行い、大学の教育プログラムに協力することが地域住民にどのような影響を及ぼしているのかを検討する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初3年目に予定していたプログラム評価が行えていない。これは新型コロナ感染症の感染状況によっては介入プログラム実施そのものが難しいことも予測されたため、プログラム評価にまで至らなかった経緯がある。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度の介入プログラム実施時に参加した地域住民に対して質問紙調査を実施することに計画を修正する。新型コロナ感染症の感染状況によっては介入プログラムの実施が困難だったり、当初予定通りに実施できないことも考えられるため、その場合は研究期間の延長も考慮する。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究実施が当初予定より遅れたり、予定していた学会発表が行えなかったことから、使用額に変更が生じた。 次年度の質問紙調査並びに学会発表、データ分析等の経費として使用予定である。
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