研究課題/領域番号 |
20K10583
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
松田 明子 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00346347)
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研究分担者 |
原 良太 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (10597107)
田中 康仁 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30316070)
藤本 隆 奈良県立医科大学, 医学部, 特任教授 (60264850)
萩野 浩 鳥取大学, 医学部, 教授 (80208412)
青井 博志 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 技師 (90788423)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 医療安全教育 / ハイリスク薬剤 / 周術期 / 関節リウマチ |
研究実績の概要 |
看護師に対するRA患者の周術期におけるハイリスク薬剤管理に関する医療安全教育プログラム構築を目的に、R2年度に周術期におけるRA患者の生物学的製剤等のハイリスク薬剤について看護師の診療補助業務の観察を行った。 R3年度は①R2年度の観察を基に作業工程表を作成し、その各行為の危険度を評価した。この結果および文献検討により、周術期において生物学的製剤、JAK阻害薬、メトトレキサート及びステロイド剤の薬剤管理が最も患者に及ぼす危険度が高い行為であった。この結果を基に、②RA患者の周術期における薬剤管理において、看護師のハイリスク薬剤であるという認識や患者への指導状況について予測した対応が重要であり、ハイリスク薬に関する医療安全教育が必要と考える。そのため、看護師の周術期におけるRA患者のハイリスク薬剤に関する管理・観察・指導状況について現状把握する必要がある。Web調査において調査対象者や方法の選定を行い、この横断研究計画書を倫理審査委員会に申請し、承認を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
看護師に対するRA患者の周術期におけるハイリスク薬剤管理に関する医療安全教育プログラム構築を目的に、R2度に看護師のハイリスク薬剤である生物学的製剤の観察研究を実施し、工程表を作成し、各行為の危険度評価を行った。文献検討やこれらの結果から、看護師の周術期におけるRA患者のハイリスク薬剤に関する管理・観察・指導状況の横断研究について計画し、倫理審査委員会に申請し、承認を得た。R4年度は、横断研究の実施、結果分析の予定である。概ね、当初の計画通り施行している。
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今後の研究の推進方策 |
R4年度、RA患者の周術期におけるハイリスク薬剤に関する管理、観察、指導状況に関する横断調査を実施、結果を分析する。 研究題目に関連した学会・研修に参加し、知識習得を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
学会発表や学会参加等や研究打ち合わせで使用する予定であった旅費については、コロナ感染対策によりWEBにて実施した。そのため、次年度使用額が生じた。 今後、コロナ感染状況に応じて、費用については検討しながら計画的に使用する。 また、研究実施にあたり、作業をアルバイトの雇用予定であったが、一部、業者委託に変更予定である。
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