研究課題/領域番号 |
20K10621
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
川北 敬美 大阪医科薬科大学, 看護学部, 准教授 (50440897)
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研究分担者 |
細田 泰子 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (00259194)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ワーク・ファミリー・エンリッチメント / 子育て期 / 看護師 |
研究実績の概要 |
子育て期にある看護師の「働き方」リテラシー教育プログラムの考案をするため、子育て期にある看護師の自己調整学習に焦点を当て、研究計画を立案した。現在、倫理委員会を受審中である。また、並行して評価指標公開の準備を行った。 今年度は、子育て期にある看護師のワーク・ファミリー・エンリッチメント尺度の内容妥当性の検討を行なったところ、子育て期看護師におけるワーク・ファミリー・エンリッチメント尺度は6概念(ケア能力、指導力、リーダーシップ、充実した感情、社会性育成の環境、人的資本)34項目,ファミリー・ワーク・エンリッチメント尺度は6概念(共感力、寛容さ、視野の広がり、調整力、ヘルプシーキング、充実した感情)42項目となった。本研究成果を学術誌に公開した。 さらに子育て期にある看護師のワーク・ファミリー・エンリッチメントが職務満足、職業コミットメント、離職意図に与える影響について、共分散構造分析を用いて検討を行った。その結果、子育て期にある看護師のワーク・ファミリー・エンリッチメント、ファミリー・ワーク・エンリッチメントの両方ともが、職務満足・職業コミットメントを介して、離職意図に負の影響をもたらしていることが明らかにあった。本研究成果は、国際学会にて発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
子育て期にある看護師の「働き方」リテラシーを高める教育プログラムの評価指標の公開が遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
子育て期にある看護師の「働き方」リテラシー教育プログラムの考案をするため、子育て期にある看護師の自己調整学習に焦点を当て実態調査を行う。現在、倫理委員会に受審中であり、6月頃には研究着手が可能である。また、評価指標の公開についても順次、進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度もコロナ感染を危惧し、学会への参加はWebとしたため、旅費としての使用は0であった。次年度は調査に係る費用、現地での学会参加や英語翻訳および校正等に使用をする予定である。
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