研究課題/領域番号 |
20K10625
|
研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
永井 真理 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 国際医療協力局, 連携協力部 展開支援課 専門職 (20378011)
|
研究分担者 |
駒形 朋子 (阿部朋子) 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 国際医療協力局, 看護師 (70361368)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 保健人材 / 看護師 / セネガル / コンピテンシー / 仏語圏アフリカ / 臨床 |
研究実績の概要 |
COVID19流行のため、2020年4月下旬に日本に緊急避難したセネガル在住の日本人研究協力者は、2021年6月にセネガルに再赴任し、長期滞在を再開。セネガル・日本での入国制限やセネガル国内の移動制限が続く中、セネガル保健省研究協力者・セネガル赴任中の日本人研究協力者・日本在住のの研究主任らとの間でオンライン会議を重ね、研究プロトコールをドラフトした。年度後半になり、セネガル国内のCOVID19の流行が小康状態になったため、日本側の研究協力者2名が11月に現地に渡航し、セネガル保健省の研究協力者と対面ワークショップ形式で研究プロトコール・セネガル版コンピテンシー評価尺度の最終化を行った。それをもとに2022年2月に日本でNCGMの倫理委員会に倫理審査を申請した。セネガル側でも、セネガル保健省内の倫理委員会への申請準備をすすめている。両国の倫理審査委員会での証人が得られたら、調査を開始する予定。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
オンライン会議で進められる部分もあったが、COVID-19流行により、11月まで現地に渡航しての研究計画書の詳細協議ができなかったこと、現地渡航後にセネガル保健省の研究チームが COVID19の再流行の対応で多忙になり、セネガル保健省倫理審査委員会への倫理審査の申請が遅れていることが、現地調査実施の遅れに影響している。
|
今後の研究の推進方策 |
本研究は、国際組織「仏語圏アフリカ保健省人材局ネットワーク」と日本側研究者が共同して、仏語圏アフリカ全体の看護師コンピテンシーを研究する一環として、セネガルでの調査を行うものである。2022年5月、「仏語圏アフリカ保健省人材局ネットワーク」事務局長・セネガル保健省・日本人研究チームが一堂に会し、研究の進捗を確認する機会がある。そこでセネガル保健省と、セネガル保健省倫理審査委員会への提出日程や、具体的な現地調査のスケジュールの詳細を協議・合意し、2022年度内の調査完了と結果の分析をめざし推進する。調査実施に合わせ、2022年夏ごろの日本人研究者のセネガル渡航を計画している。
|
次年度使用額が生じた理由 |
世界的なCOVID19流行により、セネガルへの入国およびセネガル国内移動に制限がおきたこと、セネガル長期滞在で現地での研究をすすめる日本人研究者が退避帰国したことにより、セネガル保健省との調査計画書の最終化が遅れた。そのためセネガルでの調査実施を2022年度に延期した。それにより次年度使用額が生じた。
|