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2023 年度 研究成果報告書

看護学教師のコンピテンシーモデルに基づく病態教授活動自己評価尺度の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K10645
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

本谷 久美子  埼玉医科大学, 保健医療学部, 准教授 (70458537)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード看護学教師 / 病態 / 教授活動 / コンピテンシー / 尺度開発
研究成果の概要

本研究では,教師のコンピテンシーモデルに基づく「実習における病態教授活動評価尺度」を開発した.病態教授のハイパフォーマな教師の実習における病態教授活動を記述し,その成果をもとに尺度原案37 項目を作成した.探索的因子分析により6 因子23 項目が得られ,確認的因子分析のモデル適合度はGFI = .899,AGFI = .858,CFI = .924,RMSEA = .063 であった.外的基準との相関が認められ,Cronbach’s α 係数は尺度全体 .911 であった.また,再テスト法では得点間の相関は尺度全体 .911 であった.本尺度の信頼性・妥当性は概ね確保されていることを確認した.

自由記述の分野

基礎看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年,患者の高齢化や疾患の重複,生活習慣の多様化,治療技術の高度化および集学的治療,多剤投薬など,病態に関係する情報が複雑に絡み合い,対象の病態理解はますます困難をきわめている。教師が実習において活用可能な病態教授活動の指標が必要である.本尺度は,教師の実習における教授活動の質を病態教授という視点から客観的に把握することを可能にし,学生の病態を踏まえた対象理解や看護の実践に導く教授活動に貢献する.また,教師の病態教授活動を方向づけるだけでなく,尺度に照らして自らの教授活動を評価,内省することで教師のコンピテンシー向上につながる可能性も期待できる.

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公開日: 2025-01-30  

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