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2020 年度 実施状況報告書

刺入部観察や血液逆流が可能な「装着型点滴滴下シミュレーター」の開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 20K10664
研究機関三重県立看護大学

研究代表者

玉田 章  三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (50252151)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード看護学教育 / 看護技術 / 点滴 / シミュレーション教育 / シミュレーター
研究実績の概要

開発予定である「装着型点滴シミュレーター」については、その学習効果を学生を対象として測定する必要があるため、本学の研究倫理審査を令和2年6月に受審し承認を得た。その後に術後患者の看護に関するロールプレイ(以後、術後患者ロールプレイ)の授業においてシミュレーターを使用しないこれまでの授業方法による「模擬患者に点滴を設定するまでの時間」と「点滴に関する学習内容」に関する調査を令和2年7月に行った。この調査での模擬患者への点滴設定は、前腕部に留置部分を切ったカテーテルを点滴用ドレッシング材で固定し、輸液セットにつないだ輸液が滴下できるように吸水パッドで覆う方法とした。
「模擬患者に点滴を設定するまでの時間」についてはロールプレイを行うグループ単位で、そのグループの模擬患者設定にかかる時間を測定してもらい、「点滴に関する学習内容」については、複数の看護系教科書から点滴実施中の観察点や留意点を抽出して質問項目とした調査用紙を作成し、授業後に100名に配布し91名から回答を得た。データ分析については「装着型点滴シミュレーター」を使用したデータ収集が完了した後に行う予定としている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナ感染症拡大に対応するために授業や看護学実習について検討しなければならない状況が続き、その影響で「装着型点滴シミュレーター」の試作が遅れ、さらに授業で使用するために業者に依頼する試作品作成についても遅れている。

今後の研究の推進方策

令和3年12月を目標に様々な材料等を準備し「装着型点滴シミュレーター」の試作を完了する。なおかつ、令和4年3月までを目標に試作品作成を依頼する業者選定して発注を行う。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナ感染症拡大に対応するために授業や看護学実習について検討しなければならない状況が続き、その影響で令和2年度に実施する予定であった「装着型点滴シミュレーター」の試作が遅れ、さらに授業で使用するために業者に依頼する試作品作成についても遅れている。令和3年度にはこれら合わせて実施することから次年度使用額が生じた。

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公開日: 2021-12-27  

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