研究課題/領域番号 |
20K10668
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研究機関 | 沖縄県立看護大学 |
研究代表者 |
知念 真樹 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (60796754)
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研究分担者 |
牧内 忍 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (70336981)
神里 みどり 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 教授 (80345909) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 小規模町村離島 / 保健師 / 継続教育 / キャリアラダー / ICT |
研究実績の概要 |
2021年度は、①本研究に先駆けて実施していた先行研究の成果の論文投稿と学会発表、②小規模町村離島保健師へのICRを活用した継続教育プログラムの開発、③小規模町村離島保健師へのICT環境に関する実態調査を計画していた。 ①については、投稿論文と学会発表を行った。【発表論文】「小規模町村離島における保健師の就職と離職の理由」日本看護科学会誌, Vol.41,pp.573-582 2021, DOI: 10.5630/jans.41.573【学会発表】Continuing Education for public health nurses who work among remote islands. 6th International Conference of Global Network of Public Health Nursing 2022年 1月 Osaka, Japan (Online) ②については、年3回のワーキング会議を立ち上げて内容をする予定だったが、COVID-19の影響でワーキングメンバーの日程が確保できず、1回(2022年3月)のみの開催となった。会議では、小規模町村離島保健師版のキャリアラダーについて検討を行った。ワーキングメンバーは沖縄県庁内関係部署、沖縄県南部保健所、沖縄県看護協会、離島保健師(ベテランと新人各1名)である。 ③の実態調査については、COVID-19の影響で今年度も実施できなかった。実態調査については、②のワーキング会議で検討されたキャリアラダーに関する調査と合わせて次年度実施予定である。 ④その他、世界中のへき地で働く看護職の交流や技術向上を目的としたGlobal Rural Nnursing Excange Network(GRNEN)に参加し、沖縄の離島での保健師活動を報告する機会を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19の影響で、本来なら3回開催予定のワーキング会議だが、1回しか開催できなかった。理由としては、現場の保健師がワーキングメンバーとなっているため、COVID-19 による業務のひっ迫で会議の時間を確保することが困難だったことがあげられる。また、実態調査についても、同様な理由で実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は、ワーキング会議を開催してプログラムの作成を進める。また、小規模町村保健師版キャリアラダーに関する調査とICTに関する実態調査を併せて実施する。 当初の計画では、作成した継続教育プログラムの実施と評価を予定していたが、2022年度内の実施は難しいため、計画を1年延ばして実施できるようにする。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19による渡航制限や学会開催がオンライン化されたことで、旅費の支出なかった。 また、会議の開催がZOOMとなったこともあり、会議関連の旅費の支出もなかった。 また、人件費の支出がなかったのは、2021年度は調査の実施がなかったため、そのデータ処理のアルバイトを確保する必要がなくなったためである。
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