本研究では、現在の看護師養成教育課程において手薄となっている「放射線健康リスク教育」を全国の看護師養成機関が活用可能な教育支援システムとして構築した。医療現場で必要とされる放射線看護の知識について「看護学教育モデル・コア・カリキュラム」の学修目標を踏まえて「放射線健康リスク教育」教材および教育支援資料(指導用マニュアルなど)を制作した。この教育コンテンツは、研究授業を2か年に渡って実施し、教材の妥当性を検証し、改良を施し完成させた。これには学生に配布する授業用資料、放射線医療を専門としない看護系教員が授業を実施する際の教育支援資料、学習成果を測定するための試験問題・解説などが含まれている。
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