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2023 年度 実績報告書

看護実践力を高める輸液管理の教育プログラムの開発と効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K10676
研究機関藤田医科大学

研究代表者

織田 千賀子  藤田医科大学, 保健衛生学部, 准教授 (10773525)

研究分担者 中村 小百合  藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (30288469)
足立 はるゑ  修文大学, 看護学部, 教授 (20298508) [辞退]
瀬戸 孝一  藤田医科大学, 産官学連携推進センター, 教授 (30777743)
山崎 一徳  愛知みずほ大学, 人間科学部, 講師 (30733399)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード輸液管理技術 / シミュレーション教材 / 教育プログラム / 教育上の困難 / 輸液管理技術の実施状況
研究実績の概要

本研究の目的は、看護基礎教育において医療安全に基づいた輸液管理技術を習得するための教育プログラムを開発することである。令和4年度迄にシミュレーション教材の開発と教育プログラム案を作成した。
令和5年度は、教育プログラムの開発に向け、教員の認識と看護学生の輸液管理技術の実施状況との関連を明らかにする調査を実施した。調査内容は、厚生労働省(2019)の「看護師教育の技術項目と卒業時の到達度」を参考に独自の質問項目を作成した。その項目は、学内演習及び臨地実習の輸液管理技術の実施状況7項目、学内演習及び臨地実習における教育上の困難5項目で設定し5件法で回答を求めた。この調査は、看護基礎教育機関700校に対してWebアンケートの協力を依頼し、421件(回収率60.1%)の回答を得た。そのうち有効回答数は375件(81.9%)であった。
学内演習では、助言にて概ね実施できる技術は「滴下速度の観察」(52.9%)や「輸液刺入針の固定の確認」(52.3%)などであった。輸液刺入部のリアルな再現に困難を感じる教員は46.7%、困難を感じない教員は32.1%であった。
臨地実習での輸液管理の見学機会は79.5%が十分得られる一方、実施の機会は24.3%に留まった。学生の知識については50.2%が「十分でない」、輸液管理の必要性については42.1%が「十分理解している」と回答していた。輸液管理技術の到達度は「100%程度」と「75%程度」を合わせて17.0%であった。「輸液管理を指導の下で実施できる」水準に到達させることの困難では、「困難に感じる」「まあまあ困難に感じる」を合わせて128人(41.8%)であった。
本研究で開発した輸液管理技術のシミュレーション教材は、輸液刺入部のリアルな再現が可能である。今後は、調査結果を基に教育プランを修正し、シミュレーション教材を用いた教育プログラムを完成させる。

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公開日: 2024-12-25  

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