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2020 年度 実施状況報告書

二交代制勤務をする看護師の職業性ストレスの予防と働き方の見直しに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K10678
研究機関姫路大学

研究代表者

平松 幸子  姫路大学, 看護学部, 講師 (80867309)

研究分担者 川崎 幹子  宇部フロンティア大学, 人間健康学部, 准教授 (50562683)
西村 伸子  姫路大学, 看護学部, 教授 (90515800)
菅野 夏子  姫路大学, 看護学部, 教授 (90293290)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード職業性ストレス / 二交代制勤務 / 自律神経活動 / 慢性ストレス / ワーク・ライフ・バランス
研究実績の概要

本研究の目的は、二交代制勤務(日勤・16時間夜勤の勤務体制)をする看護職のストレスを生化学的に評価し、ストレスになる要因を明らかにする。加えて、ERI modelを用いて職業性ストレスの個人要因と生化学的ストレスの関連を明らかにする。過重労働、二交代制勤務をする看護職のストレス増強要因、ストレス軽減要因を明らかにし、やりがいのある職場、モチベーションの上がる職場にするための改善方法を検討することである。
2020年度10月から1か月間、A大学病院に勤務する看護師約500名を対象に日勤・夜勤交代時の自律神経活動測定とERI model(堤、2016)およびワーク・ライフ・バランス指標をもとにした質問紙調査を実施した。現在測定データおよび試料の分析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2020年度10月から1か月間、A大学病院に勤務する看護師約500名を対象に日勤・夜勤交代時の自律神経活動測定とERI model(堤、2016)およびワーク・ライフ・バランス指標をもとにした質問紙調査を実施した。慢性ストレスを反映するとされている爪に蓄積されるホルモン値(コルチゾール)を評価するために2月から1か月間爪採取を実施し、3月中旬に爪試料の回収を終了した。
現在、測定データの分析を行い、その結果をもとに2021年度実施予定の介入研究計画を姫路大学倫理研究審査会へ提出している段階である。

今後の研究の推進方策

今年度の予定は、COVID-19感染拡大状況が収束傾向になった段階で、A大学病院看護部と本年度実施予定の介入(フォーカスグループインタビュー等)の詳細について打合せを行い、実施する。そして、介入に関する成果の評価として、自律神経活動測定と質問紙調査を実施する。
昨年度の調査結果は2021年度開催予定の国内・国外学術集会へ投稿できるよう進めている。

次年度使用額が生じた理由

2021年度の計画実施内容は、グループフォーカスインタビューと成果を測定するための自律神経活動測定および質問紙調査である。そのため、介入時費用と自律神経活動測定のためのアルバイト雇用費用が主に必要となる経費である。その他、施設関係者との打ち合わせのための旅費、その他学会投稿に必要な経費等を使用予定として計上した。

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公開日: 2021-12-27  

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