2021年度は、認知症についての知識の習得と手術室の環境についての情報収集を行う予定としていた。COVID-19 の関係で、学会による認知症に関しての病態及び認知症高齢者の特徴についての情報収集及び知識の習得は不十分であったが、認知症看護認定看護師教育課程における授業及びZOOMによる遠隔授業に参加し、認知症、認知症高齢者の病態生理および身体的・心理的・社会的特徴と今後の課題についての知識と情報を得ることができた。 また、手術室環境においては、A大学附属病院の手術室看護認定看護師から、認知症高齢者の手術室環境における問題点及び課題について現状を知ることができた。 以上のことから、質的帰納法を用いて分析するための準備(インタビューガイドの見直し、対象者の最終確認等)と共に、手術室独自の認知症患者を対象とした環境指針の作成の一助を担うことができた。
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