研究課題
基盤研究(C)
動物実験および健常者から取得した病理的・生理的浮腫部位の微量生体ガスサンプルをガスクロマトグラフィー法で分析し、ターゲットを設定せずにその特徴量を網羅的に解析した。(実験1.ラット後肢のリンパ浮腫モデルを使った研究、実験2.マウス尾部のリンパ浮腫モデルを使った研究、実験3.生理的浮腫に特異的な微量生体ガス成分の探索)その結果、最大で1000を超える特徴量が検出された。今後、実験結果を統合し、さらに、既存の知見等を手掛かりとして将来性ある特徴量・候補物質を検索していく。
基礎看護学
本研究では、動物実験および健常者から取得した病理的・生理的浮腫部位の微量生体ガスサンプルをガスクロマトグラフィー法で分析し、ターゲットを設定せずにその特徴量を網羅的に解析した。その結果として見出された最大で1000を超えるリンパ浮腫・生理的浮腫の特徴量は、今後のリンパ浮腫のバイオマーカーとなる微量生体ガスの同定、さらには将来的に非侵襲的リンパ浮腫検知器の研究開発の端緒となる基礎的知見の創出に貢献するものとして、社会的・学術的意義を認めるものと考える。