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2020 年度 実施状況報告書

副看護師長を対象としたレジリエンス向上プログラムの開発と活用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K10703
研究機関神戸女子大学

研究代表者

小林 麻衣  神戸女子大学, 看護学部, 助教 (60847151)

研究分担者 中岡 亜希子  神戸女子大学, 看護学部, 教授 (60353041)
澁谷 幸  神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (40379459)
笠松 由利  大手前大学, 国際看護学部, 講師 (50823564)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードレジリエンス / 管理者教育 / プログラム開発
研究実績の概要

研究者はこれまでに、レジリエスの高い副看護師長の特徴とレジリエンスへの影響要因、副看護師長のレジリエンスの実態を明らかにしてきた。その結果から「副看護師長に必要とされるレジリエンス(あるべき姿)」と「副看護師長のレジリエンスの実態(現状)」にはギャップが存在し、副看護師長には職務を遂行する上で必要なレジリエンスを育み向上させる必要性が示唆された。本研究は、これまでの研究を基に、副看護師長のレジリエンス向上プログラムを開発し、プログラムを実施・評価することにより活用可能性を明らかにすることである。
本研究の計画は、第1段階「レジリエンス向上プログラムの開発」、第2段階「開発したプログラムの実施・評価、および修正」、第3段階「修正版プログラムの実施、および評価と活用性の検討」で構成しており、2020年度は第1段階の計画に取り組んだ。
2020年度は、研究代表者らがこれまでに明らかにした「副看護師長に必要とされるレジリエンス」と「副看護師長のレジリエンスの実態」に基づき、分析・考察を進め、プログラム(案)を作成している。具体的には、副看護師長に必要とされるレジリエンスの質問項目間の関連を確認するために探索的因子分析を行い、副看護師長に必要とされるレジリエンスが4因子構造であることを明らかにした。さらに、探索的因子分析で示された4因子構造をもとに確証的因子分析を行い、副看護師長のレジリエンスの因子構造モデルを作成した。これらの分析をもとに、プログラム(案)を作成している段階である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で職務が多忙となり、本研究の活動に割ける時間がかなり限定されたことが大きな要因である。

今後の研究の推進方策

今後は、副看護師長のレジリエンス向上プログラム(案)について、研究協力者(病院に在籍する看護管理者)の専門的助言を受けながら洗練化し、プログラムを開発する予定である。その後に、第2段階「開発したプログラムの実施・評価、および修正」の計画を推進していく。

次年度使用額が生じた理由

研究結果の分析や遠隔会議に必要な物品については予算執行しているが、研究の遅延にともない、学会発表の準備に至らなかったことが、次年度の使用額が生じた理由である。
今年度は、プログラム開発を進めるために必要な文献や書籍の購入、研究成果を報告するための準備、学会参加で予算執行する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 手術看護の経験が看護師のキャリア発達に及ぼす影響2020

    • 著者名/発表者名
      小林 麻衣, グレッグ 美鈴
    • 雑誌名

      日本看護科学会誌

      巻: 40 ページ: 187~195

    • DOI

      10.5630/jans.40.187

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2021-12-27  

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