研究課題/領域番号 |
20K10708
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
大島 智恵 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (10345720)
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研究分担者 |
福井 里美 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (20436885)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 血縁ドナー |
研究実績の概要 |
造血細胞移植は,白血病などの難治性造血器疾患患者の生存に効果をあげるが,造血細胞提供者であるドナーなくしては行えない治療である。ドナーは患者の血縁者と,骨髄バンクを介した非血縁者に大別される。非血縁ドナーは患者と接触しないよう配慮されているが,血縁ドナーの場合には患者と密な接触があり,提供の意思決定時や患者の身体的な状況に影響した特有の葛藤や苦悩がある。本研究では,血縁ドナーを対象に,血縁ドナーが認識する患者の身体状況と併せて,ドナーの心理的状況を提供意思決定後から移植後6か月まで縦断的に調査することにより,患者の全身状態に応じた血縁ドナーの心理状態を明らかにし,造血細胞移植の血縁ドナーに対する適切な支援方法を提案することである。 2020年度はデータ収集機関としている日本造血細胞移植学会の移植認定施設の移植認定医に調査の許可と対象者の紹介を依頼した。また,国内外の文献検討を行い,当該施設の倫理委員会への申請準備を実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究はドナーの心情や患者との関係性などの個人情報ならびにプライバシーの保護等の倫理的配慮について慎重な検討が必要であり、倫理審査の準備に時間を要したため、リクルートやインタビュー本調査を開始する準備が2020年度中に整わなかった。そのため、当初の計画より若干遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
倫理審査終了後、研究対象者のリクルートを行い,速やかにインタビューを開始する。2021年度は5名を目標にインタビューを行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
文献検討など調査項目の精選に時間を要し,調査に着手できなかったため繰越金が生じている。
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