研究課題/領域番号 |
20K10727
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
村内 千代 関西医科大学, 看護学部, 助教 (00824278)
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研究分担者 |
瀬戸 奈津子 関西医科大学, 看護学部, 教授 (60512069)
大原 千園 関西医科大学, 看護学部, 講師 (90376202)
任 和子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 2型糖尿病 / 治療中断 / 中断予防 / 看護支援 |
研究実績の概要 |
本研究は、糖尿病の治療中断が多いとされる50歳未満の成人2型糖尿病患者の治療中断を予防するために、糖尿病治療中断リスク評価ツールを開発し、それを活用した看護支援の内容を明らかにする研究である。本研究は(1)糖尿病治療中断予防支援の現状を明らかにする.(2)糖尿病治療中断リスク評価ツールを開発する.(3)糖尿病治療中断リスク評価ツールを活用した支援を明らかにする.の3段階に分けて研究を進めている。 2020年度は、第1段階の(1)糖尿病治療中断予防支援の現状を明らかにする.に取り組み、文献リサーチならびに関連分野の学術集会に参加し、糖尿病治療中断の予防支援に関わる情報の整理を行った。文献リサーチでは、糖尿病治療中断の要因に関する内容がみられる一方で、糖尿病治療中断への予防支援に関してはほとんどみられなかった。その結果から第1段階で行う糖尿病治療中断予防支援の現状調査の意義は大きいと考え、調査の実施に向けた準備を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度に実施する予定であった糖尿病治療中断の予防支援に関する現状調査は、調査対象となる看護師が、通常業務から新型コロナウイルス感染症患者の対応に当たっているケースが増えており、十分な回収率が見込めないことが予測された。そのため調査時期を延期した。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度は延期した糖尿病治療中断の予防支援に関する現状調査を実施する。今後予定している看護師との交流会についても、新型コロナウイルス感染症予防に配慮した形式で実施をすすめていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度に参加予定の学術集会や会議がオンライン開催となったことで旅費の使用がなかったことに加え、延期した調査に伴う費用の支出がなかった。2021年度は、延期した調査の実施に使用していく予定である。
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