• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

分子標的治療を受ける進行肺がん患者の皮膚障害セルフケア困難の実態解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K10736
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

山口 昌子  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (00554536)

研究分担者 辻 あさみ  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (60310794)
上田 伊津代  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (90530709)
赤松 弘朗  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (10646582)
山本 信之  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (60298966)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード分子標的治療 / 皮膚障害 / セルフケア / アドヒアランス / アピアランス / QOL / がん患者
研究実績の概要

分子標的治療薬(EGFR阻害薬)の副作用による皮膚障害は、命に関わる障害ではないものの、痛みや日常生活動作への影響といった身体的な苦痛をきたす。また、皮膚に現れる症状のため外見的な変化により心理的な苦痛も同時に伴う。皮膚障害の程度が患者のQOLに影響を与えているが、皮膚障害に対する患者のセルフケアへの取り組みにおける困難にどのようなことが関連しているか詳しい実態は明らかにされていない。
本研究の目的は、分子標的治療(EGFR阻害薬)を受ける進行肺がん患者に出現する皮膚障害へのセルフケア困難にどのようなことが関連するのか実態を明らかにすることである。
初年度は、①分子標的治療を受ける進行肺がん患者の皮膚障害セルフケア困難における関連要因の解明を目指し、皮膚障害が出現している肺がん患者のセルフケア行動に関する横断研究を実施するための検討を重ね、プレテストを実施し、質問紙調査票を完成させた。
②自宅で皮膚障害へのセルフケアに取り組んでいる進行肺がん患者において、皮膚障害における日常生活、社会生活への支障についてどう感じているか、皮膚障害を体験しながらも治療を継続するプロセスを明らかにするための質的研究のインタビューガイドの検討を重ねた。新型コロナウイルス感染症の影響で研究着手に遅れが生じているが、今後データ収集を実施していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究に関する研究倫理審査に期間を要したこと、また新型コロナウイルス感染症の影響下での研究実施の調整や研究参加者のリクルートに難渋しているため、予定より研究の進捗が遅れている。

今後の研究の推進方策

量的研究については、次年度前半にはデータ収集と分析を終了し、投稿を目指していく。質的研究については、研究参加者のリクルートに注力し、データ収集を進める。

次年度使用額が生じた理由

今年度は、研究着手の遅れから、データ入力・集計のための人件費支出がなかった。また、学術集会への参加旅費の支出がなかった。
翌年度にデータ収集、集計を行うため、作業の一部を研究補助員に依頼するため人件費として使用する。研究成果の一部を学術集会で発表するため、学会参加費、旅費として使用する。

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi