| 研究課題/領域番号 |
20K10745
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| 研究機関 | 関西医科大学 |
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研究代表者 |
大原 千園 関西医科大学, 看護学部, 講師 (90376202)
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| 研究分担者 |
田所 良之 東京医科大学, 医学部, 准教授 (50372355)
田中 貴大 東京医科大学, 医学部, 助教 (60866721)
河井 伸子 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (50342233)
瀬戸 奈津子 関西医科大学, 看護学部, 教授 (60512069)
村内 千代 関西医科大学, 看護学部, 助教 (00824278)
清水 安子 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50252705)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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| キーワード | パーキンソン病 / 身体性 / 看護援助指針 / 看護学 / 看護実践 / 対象理解 |
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| 研究実績の概要 |
パーキンソン病患者は、疾患特有の症状に加え、治療薬の副作用で1日の中でも調子の良い時と悪い時が存在する。また、それらの症状や進行の程度を、血液データや各種検査といった数値で客観的に判断できないという特徴があり、看護師がパーキンソン病患者の身体状態を理解するためには、患者のもつ身体感覚を共有する力と看護師の客観的な観察力に頼るしかない。先行研究(Ohara 2017)の結果より、身体性に着目することで、それらパーキンソン病患者の特徴を踏まえたアセスメント能力の強化に繋がるのではないかと考え、「パーキンソン病患者の身体性を意識した看護援助指針(案)」を作成した。本研究では、臨床看護師による実践を通して、指針が看護師にどのように理解され、どのような実践に繋がり、どのように指針が修正されるのかを明らかにすることで、その実用性と有用性を高めることを目的とする。
2020年度(令和2年度)は、研究代表者の先行研究と文献検討をもとに「パーキンソン病患者の身体性を意識した看護援助指針(案)」の作成をした。そして、指針の実用性と有用性を高めるための介入方法及び、その調査方法について、研究分担者との検討を重ねていった。次年度に、臨床看護師を対象とした個別インタビュー及びフォーカスグループインタビューを進めることができるよう、看護援助指針(案)の内容検討と倫理審査委員会への申請準備、対象施設の検討を行った。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通り、文献検討及び「パーキンソン病患者の身体性を意識した看護援助指針(案)」の作成まで進めることができている。そのため、おおむね順調に進展していると判断した。
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| 今後の研究の推進方策 |
倫理審査委員会の承認後、対象施設への説明を実施。看護管理者の承諾後、データ収集を開始する。定期的に、研究分担者との会議を設け、研究の方向性や内容の確認を行う。データ収集が全て終了した段階で分析を進めていく予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19の影響により、対面で実施予定としていた会議が全てwebとなった。そのため、旅費に関する経費が減額している。今後もweb会議継続が予測されるため、web会議に関連する機器(webカメラやヘッドセット等)、研究者間の資料共有のための環境整備費(クラウドストレージの導入)に充てる予定である。
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