研究課題/領域番号 |
20K10800
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字九州国際看護大学 |
研究代表者 |
山本 孝治 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (40781901)
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研究分担者 |
布谷 麻耶 (吹田麻耶) 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (70514735)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | クローン病 / セルフケア / 看護アセスメントツール / 成人期 / 診断後間もない |
研究成果の概要 |
研究遂行にあたり、看護アセスメントツールを適用する対象者を焦点化する必要性が生じ、研究目的を「診断後間もない成人期クローン病患者のセルフケアを構築する看護アセスメントツールの開発」に一部修正した。 研究は3段階で実施し、 第1段階は、クローン病患者に看護を実践する看護師への個別インタビューを実施し、アセスメント視点を明確化した後、ツール(案)を作成し、看護研究者に助言を受けた。第2段階は、デルファイ法 による2回の調査を行い、看護アセスメントとして6つの視点、57項目を最終確定させた。第3段階は、確定した看護アセスメント視点・項目をもとに、看護アセスメントツールのフォーマットを完成させた。
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自由記述の分野 |
臨床看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、Oremのセルフケア不足理論をベースにした看護アセスメントツールを開発した点である。ツールは診断後間もない成人期クローン病患者に特化した看護アセスメントで構成されており、アセスメント結果から必要な支援の明確化ができるシームレス性を兼備えている。 本研究成果の社会的意義は、セルフケアに対する看護アセスメント力を向上できる点である。ツールが活用されることで、一貫した一定水準のアセスメントが可能となり、必要な支援への移行がスムーズとなり、患者個々に応じたセルフケア支援が実現可能になると考える。ひいては、クローン病患者に対するセルフケア支援の充実に貢献できると考える。
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