研究課題/領域番号 |
20K10801
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
清水 陽一 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 看護師 (50791935)
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研究分担者 |
堀 芽久美 静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (20735732)
鈴木 美穂 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (70645712)
新野 真理子 国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策情報センター, 研究員 (90760869)
角甲 純 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (90751438)
小林 成光 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (10751414)
梶原 弘平 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (10437626)
菅野 雄介 横浜市立大学, 医学部, 助教 (00813403)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 支持療法 / 化学療法 / 分子標的薬 / 抗がん剤 |
研究実績の概要 |
がん薬物療法の副作用に対する看護ケアを中心に非薬物療法のエビデンスについて文献検索を行い、研究論文、レビュー論文、国内外のガイドラインの状況を整理した。日本における実施可能性や臨床上のニーズを踏まえて、今後の実施状況調査で取り上げる症状について、毎月の班会議において、非薬物療法の介入研究の経験者や、実装研究の実践者等も必要時に参画をえて検討を行った。本研究の目的は、現時点のエビデンスの状況と臨床における看護実践のギャップに焦点を当てているため、がん薬物療法関連皮膚障害及び化学療法誘発性末梢神経障害、がん関連倦怠感を取り上げることとした。 がん薬物療法関連皮膚障害及び化学療法誘発性末梢神経障害、がん関連倦怠感の3症状について、化学療法誘発性抹消神経障害については国内外のガイドラインに掲載されるケア(看護師が実施可能な非薬物療法を含む)、日本国内のガイドラインの整備が進んでいないがん薬物療法関連皮膚障害及びがん関連倦怠感については海外のガイドラインと研究チームで実施した文献レビューを踏まえて抽出したケア(看護師が実施可能な非薬物療法を含む)に関連し、その実施状況、臨床におけるニーズ、関連する障壁についてアンケート調査を実施する予定であり、計画書および調査票の素案を作成し、現在内容を固めている状況である。今後、IRBに申請し承認を得たのち、がん薬物療法にかかわる看護師を対象に、アンケート調査を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルスの流行もありやや遅れ気味ではあるが、化学療法に関連した皮膚障害及び末梢神経障害、がん関連倦怠感の3症状について臨床におけるニーズ、実施状況、関連する障壁についての計画書と調査票の素案を作成した。今後、計画書と調査票の内容を吟味し、調査を進める予定である。
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今後の研究の推進方策 |
化学療法に関連した皮膚障害及び末梢神経障害、がん関連倦怠感の3症状について臨床におけるニーズ、実施状況、関連する障壁についてIRBの承認を得たのちにアンケート調査を実施する
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次年度使用額が生じた理由 |
研究の進捗がやや遅れているため研究計画書と調査票の素案を作成しIRB申請の準備中である。IRBでの承認を得たのち、自記式調査票の送付および回収、および、データの入力管理のために使用予定である。
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