研究課題/領域番号 |
20K10813
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
中安 隆志 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教 (10738587)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 精神障がい / リカバリー / コンコーダンス |
研究実績の概要 |
本研究では介入対象を看護師としている。その理由として、リカバリーに影響を与えているのは当事者への介入内容だけではなく、専門職者のリカバリー志向性も影響しているからである。専門職者との関わりはリカバリーの促進要因にも阻害要因にもなり、当事者が情緒的支援を認知することが重要であることから、専門職者のリカバリー志向性を高める方略が課題となっている。しかしながら、看護師はリカバリーをどう学ぶかということは今まで検討されてきていなかった。 そこで、当該年度では看護師が精神障がい者のリカバリーに向けた支援を行う上で感じている困難と学習ニーズについて明確にすることを目的とし、看護師へのインタビュー調査を実施する予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、対面による調査や施設への立ち入りが制限され、調査を延期せざるを得ない状況となってしまった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しており、データ収集施設への立ち入り制限の継続、臨床側の感染症対応業務による負担の増加、研究者自身の学内業務の多忙から、思うように研究を進めることが困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
看護師の抱く困難や学習ニーズを明らかにする必要があるため、引き続き看護師を対象としたインタビュー調査を計画する。データ収集施設への立ち入りが制限されている状況が現在も継続していることから、新たな施設の検討やオンラインによるインタビューの実施も検討していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
調査が実施できなかったことにより、執行予定であった人件費や謝金、旅費などが生じなかったため。次年度調査を実施する予定である。
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