研究実績の概要 |
本研究では、小児の鎮静処置の質をQIで評価する。次に多施設データベースを構築する。さらに標的行動を明らかにして、本邦の実情に沿った小児鎮静の教育プログラムを開発することである。当該年度の実績を以下に示す。 1) 小児の鎮静処置に関連するQIの選定:済. 「MRI検査時の鎮静に関する共同提言改訂版」の推奨項目とJoint Commission Internationalの鎮静指針を参考に、鎮静処置に直接関連のあるQIを選定した。 2) 単施設におけるQIの算出と分析:済. 大分大学小児科の2016年-2019年の既存のデータベースを用いてQIを分析した。QIの年次推移に着目して、有害事象との関連を検証して論文を作成した。Pediatric procedural sedation in Japan: A single-facility study of 1,436 cases.Kuga S, Maeda T, Ihara K.Pediatr Int. 2020 Dec;62(12):1346-1350. doi: 10.1111/ped.14331. Epub 2020 Nov 24.PMID: 32501599
|