研究課題/領域番号 |
20K10839
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
高木 園美 富山県立大学, 看護学部, 講師 (80734178)
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研究分担者 |
桶本 千史 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (00587975)
寺井 孝弘 富山県立大学, 看護学部, 講師 (20595326)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 療育 / NICU / GCU / 退院支援 |
研究実績の概要 |
本研究は、NICU/GCU看護師が、入院中の子どもの将来像をイメージすることが可能となり、“早期療育”の視点を持った退院支援の実践に向けた「NICU/GCU 看護師の“早期療育”の視点を取り入れた退院支援プログラム」として開発することを目的としている。 本研究の【研究Ⅰ】として、現在、重症心身障害児または医療的ケア児に対する継続的支援の現状と課題を明らかにするため、在宅で重症心身障害児または医療的ケア児を育てた経験を持つ母親にインタビューを行い、データを分析しながら、不足データの補充に努めている。また、【研究Ⅱ】の周産期母子医療センター等に勤務すNICU/GCU看護師・助産師に対する、NICU/GCU看護師の入院患児に対する支援の実態を調査するための文献検討を行い事前準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
【研究Ⅰ】新型コロナ感染拡大による緊急事態制限等による自粛などから、研究参加者に対する倫理的配慮により、インタビューが実施出来ず、データ収集する事が困難であった。 【研究Ⅱ】事前準備として実施していた概念分析に不足があったため、実態調査を実施するための前段階である、文献レビーから見直し、分析を行っている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
【研究Ⅰ】A県の重症心身障害児および医療的ケア児に対する継続的支援の現状と課題-重症心身障害児および医療的ケア児を在宅で育てた経験を持つ母親のインタビューから-では、研究代表者および研究参加者の居住区および所属機関の緊急事態制限レベルが下がったタイミングを見計らいながら、データの確保に努める。【研究Ⅱ】NICU/GCU看護師の入院患児に対する支援の実態調査について、研究分担者、研究協力者の協力を得ながら文献検討を進め、実態調査の調査内容について検討・決定する。また、文献検討を本研究の資料として雑誌投稿する。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究全般の遅れにより、今年度使用予定としていた【研究Ⅱ】の実態調査として見積もっていた郵送料やデータ分析ソフトを購入しなかった。また、新型コロナ感染拡大により、学会参加への旅費を使用しなかった。そのため、当該年度の残額が発生した。 今年度は、研究の進行に合わせ、実態調査参加者への協力を依頼し、分析ソフトを購入していく予定とする。
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