研究課題/領域番号 |
20K10848
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 大阪信愛学院大学 (2023) 関西国際大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
遠藤 俊子 大阪信愛学院大学, 看護学部看護学科, 教授 (00232992)
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研究分担者 |
齋藤 いずみ 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (10195977)
常田 裕子 京都橘大学, 看護学部, 研究員 (40622486)
松原 まなみ 関西国際大学, 保健医療学部, 教授 (80189539)
鷲尾 弘枝 宝塚大学, 看護学部, 教授 (00588014)
小河原 みゆき 関西国際大学, 保健医療学部, 講師 (00636061)
有本 梨花 関西国際大学, 保健医療学部, 講師 (30612717)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 妊娠高血圧症候群 / 褥婦 / 重症化予防 / セルフモニタリング / 血圧変動 / 睡眠 / 授乳 / 心配事 |
研究成果の概要 |
妊娠高血圧症候群と診断された産後の女性は、育児を行いながら健康管理を行っている。産後1年間の生活習慣を前向きの観察研究を行った。 研究には37名が登録したが、1年までセルフモニタリングで縦断的に参加した女性は14名(37.8%)であった。血圧の変動は、収縮期血圧は産後2,3か月で正常域(120 mmHg)に下降するが、拡張期血圧は1年たっても半数が80mmHgの正常高値にあった。今回は、睡眠に関して示唆が得られた。睡眠障害をPSQIで調査をし、カットオフといわれる5.5以上に産後6か月までは半数を超えていた。睡眠時間は実質6時間台であり、8、9時間床内にあっても授乳等で睡眠効率は低かった。
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自由記述の分野 |
医歯薬学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊娠高血圧症候群を発症した女性は、生涯にわたり生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症)、慢性腎臓病、脳心血管疾患を発症するリスクが高いことを指摘されている。諸外国のガイドラインでは、妊娠高血圧症候群既往の女性に対して、至適体重の維持、適度な運動や食生活、禁煙等の健康的な生活習慣を維持すること推奨している。 我が国では、産後12週間までの健診とともに少なくとも年1回程度の健康診断を推奨している。一方、産後の女性たちの健康維持のための具体的な指標がないことから、本研究では次回妊娠への再発による重症化予防も考慮し、詳細な生活についての記述を行うことで、産後の生活習慣への示唆を得ることとした。
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