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2022 年度 実施状況報告書

不育症夫婦の夫の繰り返す喪失体験による悲嘆からの回復支援モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20K10849
研究機関姫路大学

研究代表者

秦 久美子  姫路大学, 看護学部, 准教授 (80612457)

研究分担者 大平 光子  周南公立大学, 人間健康科学部設置準備室, 教授 (90249607)
中塚 幹也  岡山大学, 保健学研究科, 教授 (40273990)
片岡 久美恵  岡山大学, 保健学研究科, 准教授 (20613780)
二川 香里  富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (70377258)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード男性独自のうしろめたさ / 子どもへの囚われ / 経験の構造 / 時間経過
研究実績の概要

本研究課題の「不育症夫婦の夫の繰り返す喪失体験による悲嘆からの回復支援モデルの構築」のために、不育症夫婦の夫の経験の特徴についてまとめた論文「Husbands’ experience of supporting their wives and their guilt feelings for recurrent pregnancy loss: Empirical Research Qualitative」を海外の雑誌に投稿中である。
また、不育症夫婦の妻の経験の時間的経過を踏まえた特徴についてまとめた研究成果である「Women’s experiences of recurrent pregnancy loss in Japan : a qualitative descriptive study」を、2023年6月にインドネシアで開催の国際助産師学会での学会発表するためにまとめ、登録申請を行い採択され発表予定である。
また、不育症夫婦の妻の一事例を症例発表として2023年7月開催の第51回日本女性心身医学会学術集会にて発表予定である。
本研究課題の一つである、不育症夫婦の夫のピアサポートの会の設立に向けて、前段階の不育症夫婦の対象者のニーズを明らかにするためのアンケート調査を実施する。それにむけて研究代表者の当該研究施設と、共同研究者の所属研究施設での倫理審査委員会への申請の準備として、アンケート調査表の作成と合わせて倫理審査申請書の作成を行ない、今後倫理審査委員会の開催に合わせて提出予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本来はすでにアンケート調査を実施している時期ではあったが、研究成果のまとめ、論文作成に時間を要した。また、CVID-19の感染拡大が継続し、研究代表者・共同研究者の業務量の増大により、調整の困難が生じた。
そのような状況において、オンラインでの会議をもち遅れてはいるものの研究を遂行している。

今後の研究の推進方策

研究代表者においては、研究施設での「不育症夫婦の男性の当事者としてのピアサポートの会への具体的なニーズの調査」の倫理審査は通過した。今後は、共同研究者の研究施設と、調査を依頼する臨床医療機関での倫理審査委員会への申請を行い、その後実際に調査に取り掛かる予定である。
調査結果が集まり次第、結果の集計に取り掛かり、当事者のピアサポートの会へのニーズを公表する予定である。当事者のピアサポートの会へのニーズの検討をした上で、会を開催するための準備(場所・人員・告知等)を順次進めていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

本年度は学会への参加費・旅費の支出が、CVID-19により抑えられたことによるものである。
次年度は、国際学会での発表のために参加する予定であるので、使用の見込みとなる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Women’s experiences of recurrent pregnancy loss in Japan : a qualitative descriptive study2023

    • 著者名/発表者名
      秦 久美子、大平光子
    • 学会等名
      33rd ICM Triennial Congress
    • 国際学会
  • [学会発表] 不育症女性の流産を繰り返す過程の心理―5回流産経験の一事例ー2023

    • 著者名/発表者名
      秦 久美子
    • 学会等名
      第51回日本女性心身医学会学術集会

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公開日: 2023-12-25  

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