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2022 年度 実施状況報告書

保育所における母乳育児支援プログラム開発と介入効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 20K10869
研究機関大東文化大学

研究代表者

臼井 淳美  大東文化大学, スポーツ健康科学部, 講師 (20444929)

研究分担者 中島 久美子  群馬パース大学, 保健科学部, 教授 (50334107)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード母乳育児支援 / 保育所 / 母乳育児支援プログラム開発
研究実績の概要

本研究の目的は、保育所での母乳育児支援プログラムを開発し、その介入効果を検証することである。具体的内容は、以下の3点である。
1)保育士の母乳育児に関する知識と支援の実態を明らかにする。同時に乳児期の子どもを保育所に預けている母親の母乳育児継続に関する思いを明らかにする。
2) 1)の結果を踏まえ、母乳育児支援プログラム(保育士に対する母乳育児支援に関する知識と技術の提供、母親に対する母乳育児支援など)を数か所の保育所で実施し、内容について検証する。
3) 2)で検証した母乳育児支援プログラムを研究対象地域にあるすべての保育所で実践する。介入後、保育士及び母親への量的研究により、保育所における母乳育児支援プログラムの効果を検証する。
3年目である2022年度は、前年度までに実施予定であった、1)保育士の母乳育児に関する知識と支援の実態を明らかにする。同時に乳児期の子どもを保育所に預けている母親の母乳育児継続に関する思いを明らかにするため、保育士の知識と支援の実態、母親の意識について調査を行う予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、研究対象者との調整が難しい状況であったため、以下、3点を進めた。1点目:保育施設に勤務する保育者の母乳育児支援に対する思いの分析を行い、調査用紙の作成を研究分担者と行った。現在、倫理審査委員会への申請をしている。2点目:国内・国外の保育施設における母乳育児支援の取り組みの現状を把握することとし文献検索を行った。関連文献の収集は十分とは言えない状況であるため継続的に収集していく。また、情報収集の機会として日本母乳哺育学会学術集会及び母乳育児支援に関する勉強会に参加した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症拡大のため、対象者への交渉(保育施設への立ち入りの禁止等による)ができていない状況が続いた。そのため、「遅れている」と評価した。
新型コロナウイルスに関する制限が緩和されつつあるため、再度計画を立てて進めていく。現在、施設に交渉中である、調査を進めていく準備が整いつつある。

今後の研究の推進方策

今後は、以下について段階的に研究を進めていくこととする。
1)研究対象地域との研究調整:認可保育所に勤務している保育士および母親への調査用紙を用いた調査を行うため、A市保育課との研究依頼調整を引き続き行う。
2)調査対象者(保育士、母親)に対する質問紙調査の実施
3)質問紙調査の分析内容をもとに、母乳育児支援プログラムの作成
4)母乳育児支援プログラム検証のための、保育士への研修会の計画・実施

次年度使用額が生じた理由

今年度は新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、研究計画が遅れた。
そのため、研究期間を1年延長し、研究に遂行する費用の多くを次年度に繰り越すこととなった。
次年度は、研究計画に従い調査研究および保育所における母乳育児支援プログラム開発のため、研究費を使用していく予定である。

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公開日: 2023-12-25  

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