研究課題/領域番号 |
20K10876
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研究機関 | 日本赤十字広島看護大学 |
研究代表者 |
奥村 ゆかり 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 教授 (30403299)
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研究分担者 |
渡邉 聡美 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 講師 (10614513)
中村 敦子 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 講師 (40614516)
勝田 真由美 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 准教授 (70514909)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | プレコンセプションケア / 性教育 / 思春期 / リプロダクティブヘルス |
研究実績の概要 |
本研究は、リプロダクティブヘルス/ライツの観点から、学童期から大学生の男女が自ら予防的保健行動をとるためのプレコンセプションケアを含めた性教育プログラムの開発を目指している。まず、①学校(小中高校・大学)および病院、市町村保健センターにおける学童期から大学生の男女へのプレコンセプションケアを含めた性教育の実施内容と課題を体系的に明らかにする。さらに、②性教育の課題を踏まえて、学童期から大学生の男女に適したプレコンセプションケアの内容と方法について、学校教員および養護教諭、病院や医院・助産院の助産師、市町村保健師、産科医に調査し、自ら予防的保健行動をとるためのプレコンセプションケアを含めた性教育プログラムを作成する。最後に、③作成したプレコンセプションケアを含めた性教育プログラムの実施および評価を行う。 2020年度~2021年度にかけて、学校(小中高校・大学)、病院、市町村保健センターにおける学童期から大学生の男女へのプレコンセプションケアについて明らかにする予定である。A県の学校(小中高校・大学)の教員または養護教諭、病院や医院・助産院の助産師、市町村保健師、産科医に対して、学童期から大学生の男女を対象にプレコンセプションケアを含めた性教育の実施状況と課題、今後必要なプレコンセプションケアの内容と指導方法について、アンケートまたはインタビュー調査を行う予定である。 2020年度は、コロナ禍でのアンケートまたはインタビュー調査を行うための研究計画を立案して倫理申請準備を行い、データ収集を行う対象の所属施設への依頼を少しずつ行っていった。2021年度早々に、倫理審査の承認を受けた後から、データ収集を行い、分析をしていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度は、コロナの感染状況が終息しないまま、再び感染が拡大したため、もっと感染状況が落ち着いてからデータ収集ができるよう倫理申請をする必要があった。また、コロナ禍でのアンケートまたはインタビュー調査を行うことができるよう研究計画を立案した。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ感染状況が終息しないまま、再び感染が拡大したため、2020年度は倫理申請準備と研究を依頼する施設への依頼を少しずつ行い、2021年度には、コロナ禍でのデータ収集ができるよう研究計画を立て、倫理審査の承認を経てデータ収集を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度はコロナ禍でのデータ収集に計画を変更したり、データ収集を行う期間の見直しをしたため、データ収集にかかる費用が発生しなかった。そのため、2021年度はデータ収集に必要な通信費や旅費、研究対象者への謝金に使用する予定である。
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