研究課題/領域番号 |
20K10879
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
川口 めぐみ 福井大学, 学術研究院医学系部門, 講師 (40554556)
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研究分担者 |
北岡 和代 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (60326080)
平井 孝治 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (70723013)
長谷川 美香 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (90266669)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 統合失調症をもつ人 / 家族レジリエンス / 看護支援プログラム |
研究実績の概要 |
本研究は、研究者らが開発した面談、ソーシャルスキルトレーニング、心理教育から構成される統合失調症をもつ人の家族レジリエンスを高めるための看護支援プログラムの効果を家族レジリエンスと精神的健康度の尺度得点、およびアミラーゼとコルチゾールの唾液ストレスセンサの値により検証することを目的としている。 本年度は、コロナウイルス感染拡大状況下において本研究を進めていくために、研究計画を再検討した。具体的には、感染対策のために体調確認を実施することやソーシャルディスタンスを確保できる場所の確保、調査前後の消毒の徹底を行った。また、看護支援プログラムの効果を測定するための唾液採取では、採取を対象者本人に実施してもらうこととした。さらに、感染蔓延防止の観点から研究の実施施設をまずは自施設の1施設に限定して調査を開始することとした。 修正した研究計画内容において、所属施設の倫理審査委員会の承認を得た。また、研究内容を臨床研究実施計画・研究概要公開システム(jRCT)に登録完了した。 現在は、1症例の統合失調症をもつ人の親を対象に看護支援プログラムの介入を継続的に実施している。 また、統合失調症をもつ人の家族レジリエンスを高めるための看護支援プログラムについて、Patients and Public Involvementの概念に基づき、精神疾患をもつ当事者からアドバイスを受けてプログラム内容を開発した過程を日本看護科学学会学術集会にて報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現在は、コロナウイルス感染拡大状況にあり、感染の蔓延防止の観点から、研究実施施設を研究代表者の所属する自施設1施設に限定している。また、当初の計画を再検討したことから調査自体の開始に遅れが生じた。 今後は、感染状況を確認しながら、できる限り調査対象施設を広げ、症例数の確保を目指していく。
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今後の研究の推進方策 |
現在、1症例を対象として看護支援プログラムの介入を開始した。今後は、引き続き対象者の確保に尽力しつつ、調査を進めていく。また、コロナウイルスの感染状況を考慮しながら、県内および県外の施設での調査実施についても継続的に模索していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウイルス感染拡大状況のため、研究計画を再検討したことにより、調査の実施に遅れが生じている。そのため、調査にかかる物品費や唾液ストレスセンサの値の測定にかかる委託費が発生しなかった。令和4年度は、感染状況を考慮しながら症例数を増やし、看護支援プログラムの介入を実施する。また、得られた質問紙および唾液からプログラムの効果を測定する。 さらに、国内および海外における学会の開催がオンラインとなっていることや、感染予防の観点から自施設以外での調査を自粛している。そのため、計画していた旅費の支出なく本年度を終了した。今後、状況を見ながら研究実施施設を増やしていく。また、予定していた学会参加を計画する。
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