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2020 年度 実施状況報告書

骨盤ベルトによる姿勢制御戦略への波及効果の妊娠中から産後に至るまでの継続的検証

研究課題

研究課題/領域番号 20K10887
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

須永 康代  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (00444935)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード妊婦 / 産後 / 骨盤支持ベルト / 姿勢制御戦略 / バイオメカニクス
研究実績の概要

2020年度は,妊婦を対象として骨盤支持ベルト装着下,非装着下における姿勢制御機構のバイオメカニクス計測を実施予定であったが,新型コロナウィルス感染拡大の影響により,被験者の募集および計測機器を所有している研究者所属機関での計測が困難であった.そのため,当初計画を変更し,本研究課題にて使用するのに適した骨盤支持ベルトの検討・選定を中心に行った.
骨盤支持ベルトは,妊娠中から産後に不安定性が増す仙腸関節や恥骨結合部を圧縮することで安定化を図ることが必要であるため,その目的に適した伸縮性のある素材を用いており股関節の運動を妨げないベルトを検討し,新たに作成した.
作成したベルトは,産婦人科クリニック内で研究者が開催している産前産後の骨盤ケア教室参加者を対象に試用し,着脱のしやすさや装着感などについて担保できるものであることを確認した.
当該年度における本研究の成果として,姿勢制御機構への効果検証を行うためにより適した骨盤支持ベルトの選定を行うことができたことによって,今後の実際の検証を行う上での準備が十分に整ったと考える.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2020年度は,新型コロナウィルス感染拡大の影響により,当初計画していた研究者所属機関での妊婦を対象とした計測が実施困難となったことから予定より遅れている状況である.

今後の研究の推進方策

2021年度は,2020年度に実施困難であった計測を実施するため,引き続き被験者を募集し,計測を進める.被験者の確保状況に応じて,2022年度に実施予定の解析を前倒しで進めることや2022年度にも計測を実施することも検討する.
また,本研究課題では被験者に対して妊娠中に2回,産後に1回の計測を予定しているが,被験者確保状況によっては計測時期の再検討も考慮する.

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じた理由として,新型コロナウィルス感染拡大の影響により,当初予定していた計測の実施が困難であったため,主に被験者に対する謝礼,計測補助およびデータ整理のための人件費等にかかる支出が生じなかったことが挙げられる.
次年度使用額については,実施困難であった計測は,2021年度に実施していく予定であり,被験者に対する謝礼や計測・データ整理にかかる人件費,計測に使用する消耗品購入等で使用する計画である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Changes in motion patterns among pregnant women turning while carrying an object after rising from a chair2020

    • 著者名/発表者名
      Sunaga Yasuyo, Takahashi Makoto, Anan Masaya, Shinkoda Koichi
    • 雑誌名

      International Journal of Industrial Ergonomics

      巻: 80 ページ: 103057~103057

    • DOI

      10.1016/j.ergon.2020.103057

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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