2016年と2018年に全世界向けに出版された新しいWHOの妊娠期・分娩期ケアのガイドラインは、妊婦の身体的、社会文化的「正常」を保ち、母児の健康を促進し、女性が「ポジティブな経験」ができるようなケアの質の改善を推奨している。本研究では、そのガイドラインの内容にタンザニアにおける在来知を融合し、女性を中心にしたケアについての説明を含め、汎用的に助産師の知識を向上すること、また妊婦に直接情報を届けるアプリでは助産師が伝えきれない保健教育を提供できることで、ケアの質向上とアクセス向上に寄与することが考えられる。
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