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2020 年度 実施状況報告書

高齢者の介護購買力が家族介護者の仕事と生活に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 20K10959
研究機関聖マリア学院大学

研究代表者

本田 歩美  聖マリア学院大学, 看護学部, 助教 (30732341)

研究分担者 本田 純久  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (90244053)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード高齢者の介護購買力 / 家族介護者の経済状況 / 家族介護者の就労継続
研究実績の概要

本研究は、要介護高齢者自身が介護費用を支払っている家族と介護費用を負担している家族を対象に、高齢者の介護購買力(介護費用を支払う経済力)が介護者の介護負担および介護者の仕事と生活に与える影響について明らかにする研究である。高齢者の介護購買力が家族介護者の介護負担および介護者の仕事と生活に与える影響については、調整変数モデルを用いて明らかにする。本研究から得られる成果は、高齢者とその家族の介護ニーズとライフスタイルの狭間にある経済資源と介護負担との関係を明らかすることができ、今日の社会保障制度ではカバーできない介護問題を抱える高齢者とその家族の経済的課題を克服する大きなヒントになると考える。また、高齢者とその家族のQOLを向上させ、介護者の介護負担の軽減につながると考える。
令和2年度は、質問紙(内容:対象者の基本属性、精神的健康状態 (K10)、仕事と家庭における葛藤 、介護が仕事に与えるネガティブな影響 、就労状況、介護を受けている高齢者の属性および介護者との続柄、利用している介護サービスの種類、経済状況、家庭内における介護状況、家族介護者の経済状況、介護費用の支払い状況等)を作成した他、調査実施に際し、聖マリア学院大学の倫理委員会における倫理審査の承認を得た。また、適宜、調査協力機関との打ち合わせを行っている。調査の実施にむけて、令和2年度に計画していた事項は順調に進行している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

令和2年度に計画していた質問紙の作成、調査協力機関との打ち合わせは順調に進展している。また、調査の実施に際し、聖マリア学院大学の倫理委員会において倫理審査を受け承認を得た。研究は計画どおりに順調に進展しているといえる。

今後の研究の推進方策

令和3年度は、介護保険サービス事業所(居宅介護サービスおよび施設介護サービス事業所)を利用している高齢者をもつ家族介護者(700人)を対象に、自記式質問紙を用いた量的調査を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

令和2年度に、米国の共同研究者と研究打ち合わせをするため、外国旅費を計上していたが、COVID-19感染症のため渡航を中止したため。令和3年度は、介護保険サービス事業所(居宅介護サービスおよび施設介護サービス事業所)を利用している高齢者をもつ家族介護者(700人)を対象に、自記式質問紙を用いた量的調査を行う予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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