研究課題/領域番号 |
20K10993
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
野口 裕子 新潟県立看護大学, 看護学部, 講師 (10433195)
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研究分担者 |
表 志津子 金沢大学, 保健学系, 教授 (10320904)
岡本 理恵 金沢大学, 保健学系, 准教授 (50303285)
平澤 則子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (60300092)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 乳幼児 / 養育者 / 防災行動 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、乳幼児を持つ養育者の防災行動の実態と関連要因を明らかにし、防災行動教育プログラムの開発を行うことである。 令和3年度は、乳幼児を持つ養育者の防災行動の実態と関連要因を明らかにするため対象者にアンケートの配布を行った。 対象者は、A県B市に住所がある0~3歳児を持つ養育者のうち,研究協力への同意が得られた者である。A県B市は、令和元年10月に発生した台風19号による河川の増水で避難勧告が出たり、令和3年1月大雪による災害救助法がされたりした地域である。また、A県B市の出生数は約1,000人である。対象者の選定方法として、住民基本台帳から0~3歳の子ども1,000名を無作為抽出した。次に同一世帯を除いた965世帯にアンケートを郵送した。 アンケート項目は、令和2年度に行った国内外の文献検討から出された防災行動17項目・養育者の属性・被災経験の有無・防災に関する知識の有無と入手先、子どもの防災に関する知識の有無と入手先、子どもや家族の備蓄を用意する時間的余裕の有無、子どもや家族の備蓄を用意する経済的余裕の有無、子どもや家族の備蓄を用意する部屋のスペースの有無、現在の子育てに関する思い等についてであった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和3年度内にアンケート調査の配布まで行えたため。
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今後の研究の推進方策 |
アンケート調査期間が5月末までであるので、調査期間が過ぎた後早急に統計分析を行い、年度内には学会誌への投稿を目指す。また、調査結果から防災行動教育プログラム案の作成を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍で研究を進めるための打ち合わせ旅費を使用しなかったことと、文献複写代金がかからなかったため、次年度使用額が生じた。 次年度の使用計画は、アンケートの返送費用、乳幼児の防災に関する書籍購入、国際学会誌への投稿に向けた英訳費用を検討している。
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