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2020 年度 実施状況報告書

一般病院入院高齢患者に対する「身体拘束解除のための教育プログラム」の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K10995
研究機関長野県看護大学

研究代表者

江頭 有夏 (松澤有夏)  長野県看護大学, 看護学部, 講師 (30436894)

研究分担者 浦野 理香  長野県看護大学, 看護学部, 講師 (80792473)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード身体拘束 / 身体拘束解除 / 身体抑制 / ガイドライン / 一般病院
研究実績の概要

1.実態調査に向けた文献検討
国内外における『身体拘束』に関する先行研究を調べ,文献の検討をおこなった.国内文献は医学中央雑誌wedを,海外文献はMEDLINE/CINAHLを用いた.日本語キーワードは,「身体拘束・身体拘束解除・身体抑制・ガイドライン・一般病院」,英語キーワードは,“Physical restraint, Physical restraint reduction, Guidelines, General hospital”とした.
医学中央雑誌webにおいて,「身体拘束 or 身体抑制」(会議録を除く:以下同)の条件で検索した結果,1673件が抽出され,さらに過去5年分に絞り込むと1116件が抽出された.一方,「身体拘束解除」の場合は64件,過去5年分の場合は37件であった.さらに,「身体拘束 and ガイドライン」は過去5年分で37件,「身体拘束 and 一般病院」は過去5年分では7件,「身体拘束 and ガイドライン and 一般病院」の場合は,2019年の1件のみであった.現在,検索条件によりヒットした文献の検討をおこなっている.国内の研究動向として,一般病院における身体拘束に関する研究は,発展途上にあるといえる.
MEDLINEおよびCINAHLにおいて“Physical restraint”は8891件,過去5年分は1707件であった.「Physical restraint reduction”は4件,“Physical restraint and Guidelines”の過去5年分は165件,“Physical restraint in hospitals”の過去5年分は37件であった.海外の研究動向として“Physical restraint”に関する研究は数多く行われているが,身体拘束の軽減や病院における研究は少ない傾向にあった.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

令和2年度は,新型コロナウィルス感染症の影響により,学部教育(講義・演習・実習)の大幅な変更を余儀なくされた.それらの準備,実施,修正に大きく時間が取られ,本研究を行う時間が大幅に減少したことが理由である.

今後の研究の推進方策

<今後の計画>
・文献検討を進める
・「一般病院一般病院における身体拘束の実態調査」に関する質問紙を作成し,調査の準備を進める
<課題>
新型コロナウィルス感染症の影響により,多くの病院で面会制限が行われている.いままでと異なる状況下における身体拘束への影響をどのように考慮するかが,新たな課題となっている.

次年度使用額が生じた理由

『身体拘束解除』について,先進的な取り組みをしている施設への視察を計画していたが,新型コロナウィルス感染症の影響により,県外への出張や病院施設への視察等が難しくなったことにより,旅費を使用しなかったため。

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公開日: 2021-12-27  

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