研究課題/領域番号 |
20K10996
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 三重県立看護大学 |
研究代表者 |
日比野 直子 三重県立看護大学, 看護学部, 准教授 (30340227)
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研究分担者 |
中北 裕子 三重県立看護大学, 看護学部, 准教授 (00515835)
久保 恭子 (木村恭子) 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (10320798)
野呂 千鶴子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (20453079)
滝沢 隆 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 講師 (60787878)
及川 裕子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (90289934)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 想定外 / 災害教育プログラム |
研究成果の概要 |
本研究は、保健医療福祉の専門職と協働して「防災・減災に必要な想定外を想定する力を育てる災害教育プログラムの開発」をするものである。このプログラムは、過去の災害から何を想定内・外として捉えたかをふまえ想定外を想定する力を醸成することを目的としている。過去に被災地で活動した保健医療福祉の専門職に面接調査を実施した。その結果、専門職としての個人の資質の部分である「平時からの自立した業務の遂行」として地域特性の把握、コミュニケーション力の向上などがあり、「想定外に対して力を発揮するために必要な事柄」には、災害の認識の刷新、要配慮者の危機管理の共有などが重要であることを見出した。
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自由記述の分野 |
地域・在宅看護 災害看護
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
甚大な災害を経験した保健医療福祉の専門職が、被災地における活動による経験から想定内と想定外と考えた状況を捉え、あらゆる(災害の種類別や地域特性を踏まえた)状況を想定し、当時の活動を振り返り考えていた思考と行動を分析したことに学術的意義がある。 また、高齢化が進む地域では、後期高齢者、要配慮者も増加しつつある。将来的には人口が減少し、専門職の不足と共に防災・減災対策についての人材確保が困難になることも予測されるため、本研究の「防災・減災に必要な想定外を想定する力を育てる災害教育プログラム」の提案は地域社会に貢献し、意義のある研究であるといえる。
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