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2022 年度 実施状況報告書

ウガンダ共和国学童肥満予防プログラムの実施と評価

研究課題

研究課題/領域番号 20K11002
研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

織方 愛  日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (00780470)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード学童肥満 / ウガンダ / 学校保健 / 予防プログラム / クラスターランダム化比較試験
研究実績の概要

本研究の目的は、ウガンダ共和国(以下ウ国)学童の健康体重での発育に寄与し、NCDs予防・Universal Health Coverageに貢献するため、ウ国との協働による学童肥満予防プログラムのランダム化比較試験の試行・実施・評価を行うことであった。これを達成するために、1年目(2020年度) 「プログラム試行」 の計画では、目標1.プログラム試行と、目標2.プログラム試行後のプロセス評価、2年目(2021年度)に目標3. プログラム実施、3年目(2022年度)目標4.プログラム実施後のプロセス評価を行う予定であったが、2020~2022年度は新型コロナウイルス感染症拡大のためウ国への入国ができなかった。実施に関しては、研究のステークホルダーともオンラインで研究打合せを実施した。しかしウ国内の感染拡大が続いており、またエボラ出血熱やサル痘等の感染症発生も報告されたため、ウ国の研究協力者と協力機関(小学校,大学)によって研究受入が困難との方針が示され研究実施ができなかった。
2022年度は代替手段としてオンラインによる研究打合せを3回行い、プログラム試行のための準備を進め、2023年度には協力機関でも現在の状況のままであれば、研究実施受入可能との方針である。また、研究代表者のホームページ更新を行い、本研究の成果を発信し続けている。更に、過去に実施したウ国での調査を雑誌に投稿し、今後の研究実施の基盤整備を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルスの影響を受け、脆弱な保健医療システムであるウ国において研究の遂行が困難となっている。しかしながら、ウ国で保健医療システムが脆弱だからこそ、ウ国で保健医療プログラムを実施する妥当性は確認できた。

今後の研究の推進方策

2023年度は渡航による研究を計画する。渡航が可能になった時にはすぐに研究実施ができる準備を整えておく。久しぶりの渡航となるため、研究協力者とも密に連絡を取り合い、安全かつ円滑に研究実施できるように準備を進める。同時にオンライン会議も併用し新型コロナウイルス感染症やその他の感染症の如何にかかわらずできることを進める。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い,脆弱な保健制度の影響を受けたウガンダでは,研究受入の余裕がなく,研究協力大学・研究協力者との協議により,ウガンダ渡航による研究実施を中断した.特に,研究協力機関(マケレレ大学)は,ウガンダ国内でもコロナウイルス感染者の多い首都で保健医療を担う立場(公衆衛生,医学部)にある.また、首都の小学校は感染者も多く、感染リスクの高い学童も多い。そのため研究協力者から研究実施受入に関して困難との方針が示され、遂行に遅れが生じた.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Schoolchildren's Lifestyle and Behaviors Relating to Obesity: Collaborative Study in Urban Uganda2023

    • 著者名/発表者名
      Ogata, A., Wambuzi, F., Nakirya, B., & Onzima, A.
    • 雑誌名

      Evidence-Based Nursing Research

      巻: 5(2) ページ: 48-57

    • DOI

      10.47104/ebnrojs3.v5i2.262

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [備考] 織方愛研究室

    • URL

      https://ogataai.com/

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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