研究課題/領域番号 |
20K11018
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
原 祥子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (90290494)
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研究分担者 |
加藤 真紀 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (70331816)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | エンドオブライフケア / 介護医療院 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、介護医療院における医療・介護の連携を基盤とした充実した看取りを具現化するために、医療と介護の協創によるエンドオブライフケアモデルを構築することであり、そのために以下の3つの研究課題をおいている。 研究課題1:介護医療院での医療・介護の連携によるエンドオブライフケアの構造化 研究課題2:介護医療院におけるエンドオブライフケアの質評価指標の開発 研究課題3:介護医療院でのエンドオブライフケアにおける医療・介護の連携に焦点をあてた教育プログラムの開発と検証 2020年度は、研究課題1への取り組みを始めた。介護医療院における看護・介護の連携による看取りケアの具体的実践内容とその実践により得られる成果を抽出し、看護・介護の連携によるエンドオブライフケアの構造を明らかにすることを目的として、島根県東部の介護医療院2~3施設のケアスタッフ(看護・介護職員4~6名)を対象としたフォーカスグループインタビューによるデータ収集を行う研究計画を立案した。看護研究倫理委員会に審査申請し、この研究実施計画について承認が得られたところである。 この研究の成果は、介護医療院におけるエンドオブライフケアの質を確保するための質評価指標の開発(研究課題2)に活用することができ、看護・介護の連携を基盤とした充実した看取りを具現化するエンドオブライフケアモデルの構築に寄与することができる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度当初よりCOVID-19感染拡大の影響を受け、研究以外の大学管理業務に多大な時間と労力をかけなければならない状況となり研究に費やす時間の捻出が困難であったこと、また、臨床のケアスタッフを対象とした研究実施が困難であったため。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度に承認が得られた研究実施計画に基づいて、研究分担者と協働して研究課題1への取り組みをすすめていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度当初よりCOVID-19感染拡大の影響を受け、研究以外の大学管理業務に多大な時間と労力をかけなければならない状況となり研究に費やす時間の捻出が困難であったこと、また、臨床のケアスタッフを対象とした研究実施が困難であったことにより、研究課題1への取り組みができなかったため。 看護研究倫理委員会に承認された研究課題1に関する研究実施計画に基づき、データ収集、分析をすすめていく予定であり、フォーカルグループインタビューの実施に必要な機器(ICレコーダー、記録メディア等)や人件費・謝金(専門的知識の提供およびデータ整理)として使用する計画である。
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